Story38 怒号 ページ40
一星は痛みに悲痛を上げ、砂だらけの身体を両足で支える。
ストライカー2人の全力キックだ、痣だらけだろうし内出血を起こしていてもおかしくない。
一星の行動は確かに不自然な点が多かったし、慎重な鬼道がそれで敵対勢力と判断するには充分な量のボロを一星は出してしまっていた。
だが…それは鬼道の手を汚して良い理由になるだろうか。そんな奴に鬼道を危険に侵す必要性はあるのだろうか。
答えは決まっている。私は監督に話しかけた。
貴方「監督、少し時間をくれませんか」
金雲「何故ですか？」
貴方「…鬼道に話が」
この人は腐っても監督だ。フィールドを見れば鬼道がこれに関与していることは明らかだろう。
金雲「今、鬼道クンがしてることに関してですかねぇ。それなら無理ですね、ええ」
…なるほど。この人は事態の重さに気付いていない。少し強めに言おう。
貴方「…敵性分子の可能性が極めて高い一星の排除を貴方は立場上出来ない。だからそれに気付いてきた鬼道を誘導しこのような行動を起こさせた、実に理解に苦しみます。貴方は鬼道も一星も"守る"側の人間でしょう」
それを聞いた金雲は目を細めた。
金雲「そこまで理解していましたか。ですが私は鬼道クンも一星クンも守るために鬼道クンにああしてもらってるんですよ」
貴方「ふざけるな！鬼道が失敗した時のリスクは、排除したあとのチーム間の価値観の違い、全て考慮したらリスクが高すぎる！そんなこと理解しているだろう！」
真紅の瞳を容赦なく光らせる。こいつも敵と同じようなもんだ。
金雲「…化けの皮が剥がれましたか。言っておきますが勝負ことは賭けです。100%など存在しません。この話は終わりです。はいはい、戻って戻って」
…話しても無駄か……
貴方「左様ですか。失礼しました」
基山「神道さん……」
複雑そうな表情で基山が私を見つめる
貴方「ああ気にしないで、少し揉めただけよ」
基山「……」
夏未「…Aと鬼道くんの関係上、分かるけど…冷静になって」
貴方「…そうね」
そういえば夏未は知ってるんだったか、私と鬼道の"本当の関係"を
でも今はどうでもいい。
鬼道、どうか無事で
続く (更新停止中)
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Yuki(プロフ) - 水姫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるよう頑張ります！ (2019年3月29日 21時) (
レス) id: 5def7a72e6 (このIDを非表示/違反報告)
水姫 - 凄い面白いです ！早く続きを読みたいです!! (2019年3月29日 21時) (レス) id: c8e9b80948 (このIDを非表示/違反報告)
Yukinko(プロフ) - 一郎太☆さん» ありがとうございます！更新ペースも遅く駄文が多いですがぜひこれからもよろしくお願いします！お友達...！はい是非...！ (2019年3月2日 23時) (レス) id: 5def7a72e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yukinko(プロフ) - 未來さん» そうなんですか〜！ぜひ読んでみたいです！ (2019年3月2日 23時) (レス) id: 5def7a72e6 (このIDを非表示/違反報告)
一郎太☆ - この作品を読んでみて、Yukinkoの作品を好きになりました！僕と友達になってください><(僕は女です・・・) (2019年3月2日 18時) (レス) id: 044dccd2bc (このIDを非表示/違反報告)
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