Story28 一星充 ページ29
ボールは壁に突き刺さり、ゴールネットは無残に破けた。
貴方「う、そでしょ...」
脳裏に焼き付けられた光景はフラッシュバックし続ける。どんなホラー映画を見ても心が動かされることは無かったが、やはり現実で起こると血が引ける。そう、あの時鉄骨が落ちてきた日のように_____
そこまできてあまりのショッキングな映像と重なり気絶しそうになる。だが今は何故そうなったのか確かめなければいけない。場は混乱している。さらに混乱を巻き起こす訳には行かない。
壁に突き刺さったボールは即座に一星が回収した。強引に抜くと、ボールには釘が突き刺さり、先端が突き出ていた。
もし、円堂に当たっていたら_______
考えたくもない。
一星「酷い！誰がこんなことを...」
誰が見ても...円堂がそうかは微妙だが。バレバレの演技で誤魔化そうとする一星に鬼道が不穏なオーラを漂わせて近付いた。
鬼道「誰が！？誰がだと...？お前自身が一番よくわかっているだろう...！」
一星「え！？分かりませんよ！もちろん！」
鬼道「ふざけるな！」
鬼道が一星の服を自身に引き寄せ吊り上げる。
円堂「鬼道！」
貴方「落ち着きなさい。気持ちはわかるけど、手を出したら...」
鬼道「...っ！」
乱暴に鬼道が手を振りほどくと一星が息苦しそうな顔を浮かべた
不動「ま、俺達はこの目で一星が釘をボールに刺したとこを見ちまってるわけだし...ま、鬼道がここまでになるとは思わなかったけどなァ」
一星「なんのことですか！」
貴方「...別に、そこの監視カメラで確認してもいいのよ。どちらにせよ、元々ボールに針が刺さってたかどうか...そしてそれは誰がやったのか...代表の中にそんな人は置いておけないわ」
一星「監視カメラ...？」
...まさか気付かないでやったのか。
金雲「ちょっと皆さん喧嘩ですか〜？良くないですねぇ。あんまりやりすぎると皆さん揃って代表失格に...ってああああああ！ちょっと、なんでボールに釘なんか！」
不動「一星がやりましたよ、円堂にその釘をさしたボールを蹴ったしなァ」
金雲「あらあら、世の中物騒ですねぇ。その辺の確認は後で私がしておくので皆さんご飯を食べてくださいね〜！」
貴方「よろしくお願いします」
円堂「鬼道、取り敢えず俺もお前のおかげで怪我してないんだ。戻ろうぜ」
鬼道「...ああ」
不動「...」
貴方「...」
そして私達は屋内グラウンドを去った。
一星「...ｸｿｯ」
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Yuki(プロフ) - 水姫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるよう頑張ります！ (2019年3月29日 21時) (
レス) id: 5def7a72e6 (このIDを非表示/違反報告)
水姫 - 凄い面白いです ！早く続きを読みたいです!! (2019年3月29日 21時) (レス) id: c8e9b80948 (このIDを非表示/違反報告)
Yukinko(プロフ) - 一郎太☆さん» ありがとうございます！更新ペースも遅く駄文が多いですがぜひこれからもよろしくお願いします！お友達...！はい是非...！ (2019年3月2日 23時) (レス) id: 5def7a72e6 (このIDを非表示/違反報告)
Yukinko(プロフ) - 未來さん» そうなんですか〜！ぜひ読んでみたいです！ (2019年3月2日 23時) (レス) id: 5def7a72e6 (このIDを非表示/違反報告)
一郎太☆ - この作品を読んでみて、Yukinkoの作品を好きになりました！僕と友達になってください><(僕は女です・・・) (2019年3月2日 18時) (レス) id: 044dccd2bc (このIDを非表示/違反報告)
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