反能力者 ページ6
貴方「そう。名前からして少なくともこの国の人ではなさそうね」
影リカ「あぁ。遥か遠くだ」
貴方「…そう。ついでに私のことも話しておきましょうか」
影リカ「過去か？」
貴方「過去は…そうね、今日はやめましょう。私の能力の弱点とデメリットを話しましょうか」
影リカ「一見なんの弱点すらなさそうだが」
貴方「いいえ。能力には回数上限がある。無限に使えるわけじゃないわ」
影リカ「だろうな。全員回復とか毎日使ってたらぶっ倒れる」
貴方「まぁ回数と言うより、わかりやすく言えば魔力みたいなのを使って出すからそれが0になると使えない。0で使おうとすると生命力を削ることになる」
影リカ「最悪…？」
貴方「死ぬ。まぁそこまでになることは無いと思うけど」
影リカ「…デメリットは？」
貴方「反能力者が生まれる」
影リカ「反能力者？」
貴方「反能力者とは何かを作る、行う能力者とは逆、つまり能力無効化使いね」
影リカ「それは厄介だな。でもなんで共存するんだ」
貴方「さぁ？…でも反能力者が影山やエイリア学園にいるとしたら超厄介よ」
影リカ「でもそんなポンポンいると思わないが」
貴方「反能力者は自分が反能力者だと気付かない。それが厄介なの。この地球上に何人いるかも計り知れないからね」
影リカ「まぁ注意はしとく」
貴方「頼むわ」
ー？？？ー
？「ふふ……と…の調整は終わったか」
？「もちろん。鬼道と神道を恨みまくってますよ。笑えるほどにねぇ」
？「恨みは強い。それを奴らに見せろ。そして私の手駒にするのだ」
？「わかりました。ただ神道は厄介ですよ。鬼道の防衛はもちろん、他のものも守ろうとするでしょう」
？「神道の最優先事項は鬼道有人の防衛、守護。それ以外は二の次だ。」
？「奴らと関わって変わった可能性もありますがねぇ」
？「それはない。私がそういう風に作ったのだから」
？「表面上は最高と最低の共存、裏は防衛対象と守護者…はは、笑えるぜ」
？「だが神道が厄介なことには変わりない。反能力者として期待してるぞ」
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作者名：Yukinko･ガマ花 x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年3月17日 21時
