【kyrt】俺の友達がおかしいんです

二人だけ ページ20

キヨ「……レトさん。」

レトルト「ん？」


キヨくんどうしたんやろ…さっきまで皆と楽しそうにしてたのに。

なんか…こじれたりしたら嫌やなぁ…


キヨ「レトさんって好きな人いる？」

レトルト「んぐっ！？ｹﾎｯ…ｹﾎｯ…」


お茶飲むんじゃなかった…
めっちゃむせた…

キヨくんいきなり過ぎるやろ…


つわはす「レトさん大丈夫！？」


つわはすくんが急いでタオル持ってきてくれた。
優しい…
ていうか年下に気使わせちゃった…


レトルト「ご、ごめんな。」

つわはす「いいよ、それより大丈夫？」

レトルト「大丈夫。ちょっとびっくりしただけやよ。」

牛沢「キヨ、いきなりどうした？」

フジ「大丈夫か？」


皆何も知らないように接してくれてる…
なんかごめんな…


キヨ「いや、レトさんってあんまりこういう話しねーじゃん？だから。」

レトルト「俺は別に…好きな人はいないかな。」

キヨ「そっか」




…………………………………………………………………………………。




沈黙やめてっ…

どうしよう…




キヨ「レトさん。」

レトルト「っ！？…あ、何？」

キヨ「ちょっとレトさんの部屋で話したいな、って。いい？」

レトルト「え、」


俺の部屋？何で？

別に入られて嫌なことないけど…他のみんなが…


レトルト「でも、みんなは…」

牛沢「あ、大丈夫。」

つわはす「俺らはここにいるよ。」

フジ「うん。」

レトルト「わ、わかった…」



とりあえずキヨくんを部屋に案内して今に至る。

どうしたらええんや…


二人きり…しかもちょっと色々あった相手やし…
正直…怖い…。

でも、キヨくんは大切な仲間やから…
距離置きたくないし…うーん…


キヨ「レトさんの部屋って綺麗だな。」

レトルト「そうか？床に物置くっていうのが嫌なだけやよ？」

キヨ「そっか。」


また黙ってる…
まぁ、俺も話できないのが悪いんだけどな…




キヨ「レトさん。」


レトルト「…？」



・









・









キヨ「レトさん、俺のこと…好き？」

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