蝋燭と拳銃 (ページ3)

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意識は深海に落ちた。

その深海で、知らない映像が見えた。

『俺は信じない！！』

『大事な相方なのに、、』

『なんで俺じゃなくて×××なんだよ……！』

そんなに泣かないでよ。色男に涙は似合わないよ……

あれ？この男の人どこかで……

＿＿＿＿＿＿＿＿＿ハッ、

「……んァ、起きた。」

呑気にベットに腰かけてタバコを吸う男1名。

起き上がろうとするも起き上がれない。どうやら拘束されてるようだ。

「これ、解いてくれない？」

冷静な自分の頭に拍手を送りたい。

普通だったら発狂して取って取ってって暴れるとか

取って欲しいなぁーみたいに声掛けるのに。

全部ドラマからの知識だけど。

てか、タバコ苦手なのに、、なんて眉を寄せていたらなんとも儚い顔で

「……やっと会えた、」

と言い生き別れた兄を見つけた弟のように抱きしめてくるあなた。

「んぁの、、、俺弟なんて居ないんだけど、」

「弟？…っふふ、流石。鈍ってないね、、昔のまんま。」

「そんなこと言われても何もわかんないよ。俺ほんとに貴方のこと知らない。」

「……そうなの？じゃあ、、頑張って思い出してもらうしかないな、、」

「え？」

男は着ていたワイシャツを脱ぎ、俺に馬乗りになれば、

「忘れてるきょもからしたらむちゃくちゃだろうけど、、さ、俺にはこれしか思いつかなくて、」

なんて言い、俺に優しく口付けた。