シュガーソルト ページ47
貴「……なぜですか、アンリ先生」
ア「いちごはコンフィチュールを5つ作っていましたね。それは私たちの好みに合わせて作ったからですよね」
い「は、はい…」
貴「それの何がいけないんですか？アンリ先生が仰っていた思いやりではないのですか？」
アンリ先生が私に足りないって言ってたのに…それがダメなら言ってること矛盾してるよ
ア「それがダメという訳では無いのです。Aの作っているものを見るまでは。」
貴「え？」
ア「Aはどんな気持ちでこのシフォンケーキ…シュガーソルトを作ったのですか？」
私がどんな思いをケーキに込めたか？そんなの決まってる…
貴「食べてる人が美味しいって思ってくれるように。そして、ここまで応援してくれた仲間へ向けて」
アンリ先生は私の作ったケーキを指さす。
ア「その思いが充分伝わってきましたよ。それに食べなくても作ってる貴女の顔は笑みで一杯でした」
貴「？？」
ア「これは、その仲間の得意な物が詰まったケーキではないのですか？」
貴「……はい、そうです。シュクルフィレは麻里と五月、小豆は安堂と玲二、チョコレートは樫野と瑠衣そして、シフォンケーキはアンリ先生、砂糖と塩は…シュガーとソルト」
私はシュガーとソルトの方を向く。
貴「このケーキはシュガーとソルトが主役です。私はこの2人に一番お世話になったので感謝の気持ちを込めて作らせていただきました」
シュガーはボロボロと泣いている。ソルトは照れくさそうに鼻の頭を掻いている。
麻「…A、このケーキ頂いても？」
貴「え、あ…うん」
私は麻里の分を切り取る。
い「私も食べたい」
樫「俺も」
安「うん」
花「頂戴、Aちゃん」
瑠「僕も食べたい」
玲「俺もだ」
私は全員分を切り取りそれぞれに渡す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラズ(プロフ) - 藤りあさん» すごく、すっごく面白かったです！アンリと夢主と樫野の関係には胸がドキドキしてました！これからの話も楽しみにしてます！更新頑張ってください！！！！ (2017年7月6日 2時) (
レス) id: c96d83c28a (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 優勝おめでとう!!とっても読みやすかったですしとってもわかりやすくて、とても良かったです！瑠美さんと同じく、主人公かいちごちゃんかどちらが優勝するのかとても気になっていました！これからのお話も楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年7月2日 22時) (レス) id: 48839c7b9d (このIDを非表示/違反報告)
瑠美 - さりあさん» 優勝おめでとう。！！はらはら、ドキドキしながら、読みました。主人公といちご、どっちらが、優勝するのかずっと気になっていました。優勝した後のお話楽しみです。 (2017年7月2日 20時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
藤りあ(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！ (2017年6月29日 22時) (レス) id: 0ce704debf (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - とっても良かったです！更新頑張ってください！ (2017年6月29日 16時) (レス) id: 48839c7b9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤りあ x他1人 | 作成日時：2017年4月6日 22時
