[夢色パティシエール]お菓子も恋も甘くなくちゃ！ 5

納得いかぬ結果 ページ46

美父「なんて、美しいんだ…」

イ理「シュクルフィレの透明感とシフォンケーキの綺麗な色…」

貴「ぜひ、そのシフォンケーキの上に乗っているチョコレートとシュクルフィレを壊しそれぞれ一緒に食べてください」

理「しかし、それではシュクルフィレの先が口の中に当たって痛くなってしまうのでは…」

貴「その時にそのミルクティーをお飲みください」

先生達は言われるがままに行っていく。

イ理「！！味が…変わった？なんか塩っぱい」

貴「はい！実はチョコレートは外側にソルトチョコ内側にミルクビターチョコの層になったもので、シュクルフィレ…飴は綿あめのように甘いものからソルト飴に変わったんです」

理「ほほー、またこれもシフォンケーキと合いますね」

ア「ふっ。A」

美「それでは、佐倉さんの…佐倉さんのーーーちょっと、佐倉さん！なにかこの作品に名前はないの？」

貴「名前だったら決めてるよ。シュガーソルト」

美「OK！コホン。それではシュガーソルトの得点は」

パリ理事長 100

日本理事長 100

イタリア理事長 100

美夜父 100

アンリ先生 100

美「なんと、トータルで500点満点！」

ア「チーム天王寺の優勝です」

ユ ウ シ ョ ウ 私が…優勝？

会場からは割れんばかりの拍手が

い「Aちゃん！」

いちごちゃんは私に飛びつく。

い「おめでとう、おめでとう！！」

貴「あ、ありがとう…」

私はなぜだか素直に喜べなかった。

貴「ねぇ、いちごちゃん…いちごタルト私も食べていい？」

い「え？うん…」

私はイタリア理事長のいちごタルトを1口もらった。

貴「やっばり…美味しい。なぜ、なんで私が三点差もつけて優勝なのですか！これなら同点でもおかしくないのではーーー」

ア「ちゃんと理由はありますよ」

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