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夕陽に照らされた橙色した道を2人で歩く。
どうしよう。心の準備ができていなくて、
千「そろそろ文化祭近づいてきたけど準備とか忙しいの?」
貴「あ、うん!喫茶店だからみんなでメニュー決めたりして」
千「いいね、楽しそう。俺も早く文化祭行きたいな〜」
貴「あ、松野くん達の学校はないの?」
千「あ。名前」
貴「え?」
千「さっきは千冬くんって呼んでくれたじゃん」
私はそこでさっき思わずそう読んでいたことに気がつく。
貴「あ!!いや、それは!!!」
ううう。図々しい女だって絶対思われた。
まだ仲良くもないのに。ましてや千冬くんに私たちみたいに兄弟がいる訳でもないのに名前で呼ぶなんて・・・
千「千冬くんって呼んでよ。苗字より距離縮まるじゃん?あ、呼び捨てでもいいんだけど」
貴「千冬くん!!!で、」
思わず力んでしまい名前を力強く呼んでしまう。
千「ははっ!その方が嬉しいな」
夕陽に照らされる千冬くんの顔は少し赤く見えた。
夕陽のせいだよね。
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作者名:藤りあ | 作成日時:2021年9月9日 16時