【松野千冬】私の理想の王子様

13 ページ14

そこまで言って私は自分の口を手で塞ぐ。


な、何言ってるんだろう。


私・・・


つい口からポロって出ちゃったけど恥ずかしい。千冬くんの顔見れないよ・・・


まだ2回しか会ってないのに！！


千「俺も！」


千冬くんはニカッと私に微笑んでくれる。


やっぱり優しいからわざわざ私に話合わせてくれたんだ。


貴「あ、あの、実は9月に私の学校文化祭があって・・・も！もしご予定空いてたら来ていただけませんか！」


千冬くんの顔はもちろん見れずに、カバンをギュッと抱きしめながら勇気を振り絞って伝える。

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す