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千「大丈夫?少し落ち着いた?」
貴「う、うん。ごめんね、ありがとう」
自分が危険な目にあっておいてなんだけど、今こうして千冬くんといる事が出来てすごく幸せ。
でも私たちの間に会話がなく沈黙が訪れる。
最初に破ったのは千冬くんだった。
千「久しぶり、元気だった?」
貴「う!うん!!」
でも、またすぐに静寂に戻る。
うん!って自分。千冬くんが話振ってくれたのになんでもっと面白いこと言えないの!
千「・・・実は、Aちゃん結構みんなと会う時に来てるのかなって思ってたから。会うの二回目で少し緊張してる、かも」
え、それって千冬くんも私に会いたかったってこと?
高鳴る鼓動が止まらないし、顔も体も熱い。
千「あっ、今日ひとつしか持ってないんだけど」
そう行ってズボンのポケットからキューブ型のピンク色と緑色のふたつ入った小さい飴をくれた。
貴「え!あ、ありがとう」
千「そういえば三ツ谷さん居ないみたいだけど、1人でこんなところまでどうしたの?あ、場地さんに用事?場地さんなら____」
貴「ち!!違うの!!!あ、あの・・・ち、松野くんに、会いに」
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作者名:藤りあ | 作成日時:2021年9月9日 16時