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北斗side
『京本が、ヒート！？』
マネ「はい！とりあえず今高地さんが様子見てますが…」
ずっと俺の名前を呼んでいるらしく、どうしようと迷っているみたいだった。
『…京本は俺んちの合鍵持ってるから、俺の家に送迎して。玄関まで高地に付き添わせてね。』
よろしく頼んだ、とだけ言って電話を切る。
やっとだ。今日やっと…。
ドラマの撮影の時間も頭は違うことばかりだった。けど、早く会いたいが為に牧出終わらせた。
自分でもこんな器用なことできるんだと感心するほどに。
急いでマネに迎えを頼んで出来るだけ車を飛ばさせた。
マネ「一応2週間お二人に休みを取りました。社長も了承済みです。」
『ありがとう。高地にも伝えといて。』
鍵をとろうにも気持ちが急いて手元がおぼつかない。
早く。早く。やっとつながれるんだ。
やっと鍵を開けて中に入ると以前嗅いだむせ返る程の甘い匂い。
『京本、っ』
匂いのする方へ行くと、そこには服の山。しかも全部俺の。
肝心の京本が見当たらないが。
『これって…まさか、』
京本「ほ、、くと、、っ？」
『京本っ、、、これどうしたの？』
京本「北斗の服とか…いっぱい、、、っ。巣、、、作ったの、、、」
やっぱり。普通だったら番を持つΩがするって言ってたけど…。
『ほんと、、、？ありがとう。すっごく上手。』
京本「でも足りない…ほくと、ここきて、、、？」
山積みの服の中に一人分空いたところを指して俺を呼ぶ。
『っ、、、いい？』
京本「うん、、、、早く、番って、、、。」
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作者名：こめつぶ | 作成日時：2023年1月9日 1時
