元殺し屋、御影家御曹司のボディーガード始めました。 (ページ3)

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・玲王

俺の足はとある人物のもとへ向かっていた。

「ぁ、ワリ。凪呼んでくれねー？」

適当にその辺にいた女子に話しかける。

「んー、レオどったの。」

「いや毎日来てんだからわかるだろ。」

「流石に冗談」

そんな会話をしながら廊下を歩いていると

「ん、A、？お久ぁー」

凪が廊下で倒れている少女に話しかける。

凪の知り合い、？こいつが？なんて思いながらもあいさつはしておく。

「ぁ、こんにちは、？」

『んー。おはよ。凪くん、とお金持ち御曹司サン。』

俺の事知ってんのか、？
こっちは知らないけど。

『じゃ。眠いから寝るわ。』
と言い、俺にもたれかかってきた。

「うおっ。」
支えたと同時に甘い香りが鼻孔をくすぐる。

うっわっ。どこの洗剤だろ。めっちゃいい匂いすんだけど。
なんて余計なことを考えていたら

今日来て隣の席になった転入生がこっちを見つけるなり歩いてきた。

ぇ、誤解されてる、？

「これは、ち、ちが、、、、」

「もう懐いたんですか。うちの妹。」

「は、？」

「ぇ。レオがちで言ってんの？Aって。夏梛A。夏梛小夏の妹」

と凪がガチトーンで言ってくる。

凪も知ってるってことはだいぶ有名、？
でも

「いや。知らん。」

「というか御影さん。もしかして親御さんから聞いてないのですか、？」

「いや。なんも聞いてねぇ。」

小夏はまじかよという顔をしながら言ってくる。

「今日から御影玲王のボディーガードですよ、？」