この学園には女子にモテる女子がいるとか。

優しい炭治郎と ページ38

すっかり遅くなってしまった。

7時半の待ち合わせなのに。

善逸の相手なんかするんじゃなかった

急いで靴を履いて玄関を開けた


「うわぁっ！」

開けたら炭治郎が立っていた。

『炭治郎…』

「今何時だと思う？」

『7時30分…です』

「待ち合わせは7時30分なのにだめじゃないか」

『ご、ごめんなさい、でも待ち合わせの場所とか聞いてなかったし…』

「はぁ…ちゃんとLINEみたか？」

え？

スマホを見てみたら5件くらい新着メールがあった。

善逸を起こしに行ってる時にでも送ってきたのだろうか

急いで開いてみたら

《待ち合わせは近くの公園で》

その後に《おーい》とか、私を気づかせるために送った言葉が結構来ていた。

返事がなかったからここまできたのだろう。

「ごめん、本当に…！」

「はは、Aはおっちょこちょいだな。結構時間が過ぎてるから急ぐぞ！」

炭治郎は優しすぎる


そこについキュンとしてしまう

私の手を取って疲れないように早く走らなかったりするとことか

つい、恋してしまいそうだ


炭治郎の事を思うと善逸の言葉とか私にやった事が邪魔してくるし

この2人は危険だとおもった。

カナヲを好きな人。→←起こしに来ただけなのに。

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