この学園には女子にモテる女子がいるとか。

可愛いカナヲ ページ28

教室に戻り自分の席に付こうとした。

そしたらワッと人が集まってきた

「大丈夫？！」

「心配したんだよー！？」

「うん、大丈夫〜」

そう言いながらある人物の姿を探した

カナヲがいない？

今日も？

探していると女子たちの声が小さくなっていった。

誰かがグッと顔を近づけて抱きしめてきた

カナエ先生と同じ花の匂いがした

「カナヲ…！？」

「馬鹿…！」

「え？え？」

「心配したんだよ！」

なんて可愛い子なんだろう。

「でもよかった…Aのお父さん許せない…」

カナヲが殺意混じりでそう言った。

こんなカナヲ初めてでびっくりした。気づいたら女子の塊もいなくなっていた

「ま、まって！大丈夫だから！抑えて抑えて…！」

「人間のやることだと思えない。消えてしまえばいいのに」

「カナヲ〜…」

怒っても私の親友は可愛かった

結果良し！

「いやよくネーから」

「うお！善逸！？驚かすなよ」

「お前元気だな。」

「Aに近づかないで？」

殺意混じり(二回目)で善逸に向かってそう言った。

「カナヲチャンが怖いだけど…」

「可愛いから」

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