この学園には女子にモテる女子がいるとか。

むせかえるくらい ページ20

インターホンが壊れていて押すとカスカスと音がなる。まるで何も中身が入ってないみたいな

「壊れてる…前まではちゃんとなってたのにそれに…ヒビが少し入ってる」

「えぇ…殴ったんじゃない？」

「そうだろうな…」

仕方なくドアを叩くことにした

ドアの上には蜘蛛の巣みたいなホコリみたいなものが引っ付いていて余計重い雰囲気を漂わせる。

本当に人が住んでるとは思えない

ドンドンッー

「すみませーん！竈門炭治郎ですー！」

「ちょ！バカお前！」

こんなに大きな声を出したものの誰も中からは出てこない。

「どうしたんだろう。」

「開けてみたら？」

「あぁ。」炭治郎がドアノブに手をかけてドアを開けてみる

ｷｨｯ…

「開いた…」

二人は目を合わせてゴクリとツバを飲んだ

一歩一歩踏み出す足が芯から震える

中には人の気配がない

部屋中タバコの染み付いた匂いで臭くなっていて

壁はニコチンのせいで黄色くなっている。洗濯は干しっぱなしで

むせ返りそうだ。

「ｺﾞﾎｯ…え、誰もいないの？」

「そんなはず…」

ガタンッーー！

「うわあああ！」

「馬鹿善逸！静かにしろ！」

「だ、だだだって」

音の方へ視線を向けると何やら手みたいなものが見えた

あの手は…もしかしたら

「A！？」

「え"！炭治郎待てよ！」

すぐに炭治郎が駆け寄った

それを善逸が付いていく

そこにいたのは…

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