【ヒロアカ】失敗作？上等や！！ (ページ4)

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＃失敗作ページ4

「まず自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

705.2mと示されとる端末をうちらに見せながら相澤先生は言った。

『なんやそれ！おもろそうやな！！？』

「･････････轟、面白そうって言ったか？ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？」

あ、地雷やった。なんて、思うたときにはもう遅くて

「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう」

「はあああ！？」と、叫ぶみんなの方を振り返る。

『かんにんな、みんな！！！』

「「ふざけんな！！！！」」

入学初日にこんな声揃うとかほんま仲ええな。(他人事)

「最下位除籍って･･･！入学初日ですよ！？いや初日じゃなくても･･･理不尽すぎる！！」

「自然災害･･･大事故･･･身勝手な敵たち･･･いつどこから来るかわからない厄災。日本は理不尽にまみれてる。

そういう理不尽を覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったならお生憎様。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。_____Plus ultra!!全力で乗り越えて来い」

かわええ女の子の意見に、淡々と答える相澤先生。っちゅうか、Plus ultra!!って言うときの顔めっちゃ男前やったなぁ！！！

〇

第1種目：50m走

2人組になって走るのだが･･････

『焦凍やないの！！久しぶりやな！』

「ｯ花火！！！」

ガバッと抱きつかれた。その拍子に支えきれるはずがなくて尻もちをついてしもうた。
･･････うーん、視線が痛い！！！

言い忘れとったけど、別にうちと焦凍は仲悪いわけやない。なんなら仲ええ方やった。

兵庫に引っ越すとき、うちも割と悲しゅうて焦凍には言わずに行ってしもうた。
姉さんから「焦凍が暴れてる」なんて連絡来たときは、うち愛されとんな～って笑うたなぁ。懐かし。

「･･････もうどこにも行かないでくれ、」

『･･･うん。かんにんな焦凍』

「おい、早くしろ轟兄妹」

『KYなん？先生』

その直後、うちは先生の捕縛布で捕まったのは言うまでもない。

ちなみに、焦凍はうちが関西弁で話すから気づいたのはほんのさっきらしい。悲しいわ･･･