【忍たま】チビになったけど飴舐めるわ

実習訓練、ピンチ？ ページ18

作兵衛 said



声が聞こえて振り返ってみると、食満先輩が竿竹を
何本も抱えて立っていた



｢食満先輩、どうしてここに？｣


｢学園長先生が仰ったんだ

『手助けはしてあげなさい！』ってな？

みんな、真城の答えに感謝しとけよ？

さあ、用具委員はこれを使ってどうにかしてみろ！｣



先輩は、竿竹を俺達に投げた。

多分、コレを岩の上に乗せて繋げろって事だと思う

俺と一年坊主達で、真城の言ったように簡易的な

渡り道を作った。

食満先輩はそれを見届けると、 ニコッと笑い

『頑張れよ！』と言って去っていった。


俺達はバランスを取りながらゆっくり渡って、

全員無事に通る事が出来た。

それから俺達は、用意されている問題を五･六問解き

昼飯にする事にした。

昼飯はどうしても、学年順にはなってしまうものの

一年達が仲良くしてやってるようで良かった。

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みんなとご飯を食べた後、私達は訓練を再開し、

色々な問題を解いていった

方角を調べたり、罠を潜って道を通ったり…

でも、後半につれて、変な物ばかりになった


例えば、

それぞれの委員会のいい所を一人り五つ上げるとか

学園長先生のいい所を全て書き出すとか……


多分、私への紹介も兼ねているんだろうけど

不自然にも程がある


それに、みんな学園長先生の所で困っている


そんなにいい所がないのか？と不安になるも、

私も適当にいい所を書き出す


＿＿＿半刻を使い、適当にいい所を書き出した後、

私達は薄暗い林を通る


前に二年生、後ろに三年生

私達一年生はそれに挟まれるように歩いて行く



＿＿しばらく歩いていると、山賊が飛び出して来て
私達を遮った



｢金目のもんは、全て置いて行け！！｣


山賊達はこっちを見ながら笑っている

みんなを確認すると、

一年生はビビったり、パニックたり、挑発したり

二年生は驚いて固まり、三年生は人数が足りない



こんな事で大丈夫なんだろうか

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左近 said



突然の山賊にどうすればいいかパニックになってると、

新しく来た一年の真城が、俺達の前に立ち、忍刀を

構えた



｢律！何する気なんだ、危ないぞ！｣


｢そうだ！危険なんだぞ！？ぼんやりさんは下がれ！｣



俺達の後ろで、佐吉と伝七がそう叫ぶ

でも、律は気にせずに『捨て奸じゃぁああ！！！』

と叫びながら山賊達に向かって走り始める

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