青息吐息 ページ14
(ギブミー休息)
「う〜ん、ささみフライと豆腐ステーキか……
私はフライにするが、お前はどうする?
絶対的なおすすめはささみフライだが……」
三郎さんは、ささみフライを強調して言ってきた
まるで、選んでおけば安心だと言うような口振りだ
とりあえず、おすすめのフライにしておく
・
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「あらっ!貴女が律ち……じゃなかったわね…
え〜と、律くんね、お夕食はどっちにする?」
優しそうなおばちゃんが、カウンターから身を乗り出して聞いてきた。
それを、私に代わって三郎さんが答える
「私と同じ、Aメニューでお願いします」
「Aメニューね…あら嫌だ!ごめんなさいねぇ
Aメニュー後、一つしか残ってないわ…」
「それなら、私はBメニューで良いですよ?」
私がそう言うと、おばちゃんはニコッと笑って喜び
三郎さんは『うっ…』と唸って嫌そうな顔をした
___私と三郎さんは隣同士で座り、ご飯を食べる
「あの、三郎さんはお豆腐がお嫌いなんですか?」
「いや、嫌いという訳じゃないんだけどな……
まあ、教えておくとっ……」
「あっ!豆腐!君、豆腐が好きなのかい!?」
三郎さんが何かを話そうとした所で、誰かに話しかけられた。
振り返ってみると、黒髪の美人さんがワクワクした顔をしてこっちを見ていた。
三郎さんは、とても面倒そうな顔をしている。
「俺ね、豆腐が大好きなんだ!
君は、どんな豆腐が好き?調理方法は!?」
どうしよう…また、面倒な人だ……
よし、
「ふぇっ…」
「えっ……?」
『ふぇぇぇん!三郎さぁぁん!!』
とりあえず、泣いた
・
・
・
泣きながら三郎さんに抱きついてると、後ろの方で
黒髪さんのオロオロする声が聞こえて来た。
少し申し訳なくなって泣きやもうとすると、
上の方から小声で『もっと泣け泣け』と三郎さんの
声が聞こえた。
だから、もっと泣いておく。
「ふぇっ、三郎さん…ふぇぇん!!」
「ほら兵助、ビビって泣いちゃっただろ……
よしよし真城、怖くないからなぁ〜……」
三郎さんは絶対に楽しんでる声でそう言った。
すると、黒髪さんは辛かったのか『うわ〜ん』と叫んだ。その声はどんどん遠くなって行くので、きっと食堂を出て行ったんだと思う
顔を上げてみると、ニヤニヤ笑っている三郎さんが私を見ていた
「お前、なかなかワルなんだな?」
「三郎さんには負けます…ご飯冷めちゃいましたね」
私がそういうと、三郎さんは大笑いした
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ユリリン - わかりました。気長に待つことにします。無理せず書いてください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月17日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» お話がいっぱいになり、続編を作ろうかな?と思ったのでタイトルも変えちゃいました!(●´▽`●)__続編のためにお話を少し書き進めたいので更新が遅れると思います、ごめんなさい!(--;)急ぎで書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです\( 'ω')/ (2019年11月16日 15時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - タイトル変えたんですね。更新楽しみに待っています。続きがんばって書いてください。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 更新されたんですね。待ってました!焼きもろこしさんの思う通りに書いてください。私のリクエストはスランプや困ったときに使ってください。また案が浮かんだらリクエストしてもいいですか? (2019年11月11日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» やっと更新が出来ました!(●´▽`●)……ですが、せっかく頂いた案で書けませんでした…ごめんなさい!(;A;)/少し書く内容が浮かんできたので、別の話で改めて使わせて頂きます!(´∀`)/いつもありがとうございます! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼きもろこし | 作成日時:2019年6月29日 7時