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「すぐ動いてくれてほんまよかったな」

『うん…』

「そんな泣きそうな顔すんな
ほら今だけ胸貸してやる」

敬樹さんはお父さん見たいに手を大きく広げ、私はその胸に飛び込み声を枯らして泣きじゃくった夜。


「縁切ったらA名字なくなるし家族が1人もいなくなるわけじゃん?」

『そうだね…』

「金城家の養子にならへん?
もう身内には軽く話してるんやけど…どう?」

『迷惑、じゃない?』

「迷惑だったら言わへん!」

『じゃ、じゃあ…』

敬樹さんは心做しか嬉しそうに見える

″今度の土曜日に尼崎行こっか″と私背中から腕を外しそういった


『敬樹さん本当に優しい人だね』

「そうか?そんなことより今日の夕ご飯どうする?」

『ん〜〜鍋!』

「最近寒くなってきたからなぁ
鍋いいかも…スーパー寄ってこっか」

横に並んで近くにあるスーパーに入った。

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作者名:佐々木 | 作成日時:2020年10月9日 11時

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