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「おかえり」
『ただいま…って昨日と違う!!』
好き!と言いそうになったけど昨日の夜決めたから我慢してその言葉は飲み込んだ。
「ヘアメイクさんに頼んでかえてもらってんかっこええやろ」
『いつもかっこいいよ。荷物置いてまた外に出るね』
「もうちょっとここにおれへんの?」
『スタンディングだから会場時間前には待機してたいの…ごめんね』
分かりやすくしょぼりしていた
私が荷物を整理し始めると同時に後ろからハグされた
『動きにくい…』
「いいやん!寂しいからくっつかせてー! 」
「うわ!Geroさんいつもよりデレデレしてるじゃないですか!!
写真撮っとこ!!」
「やめろ!!!!」
めいちゃんに写真撮られるというのに離れない
暑苦しいけどちょっとほんとちょっとだけ嬉しかった
鼓動早いのGeroに伝わってるかな…もしそうだったら恥ずかしいな。
『よし!できた!ほのちゃん行こ〜!』
「うん!わかった〜」
『ほらGeroどーいーて!』
「出口まで着いてくからこのままで居させて」
首に顔を沈められもう無理だと思って歩き始めた
「ほんとGeroりんAちゃんのこと好きだね〜」
「うん。好き。」
耳に息がかかってくすぐったいし好きって照れるじゃん!!!
『敬樹。もう外に出るから離れて?帰りもまた来るから』
「ん〜」
離してくれると思った瞬間首筋にピリッという痛みが2つ走った
『いったい!何してんの!』
「なんでもない!LIVE頑張るからちゃんと見てろよ〜!」
『走って行くし…ほんと気分屋なの…?』
「いやぁ…いいね〜Geroりんわかりやすい所につけちゃって!独占欲と嫉妬結構強めかな?」
歩きながらほのに鏡を差し出されて見てみると
赤い花弁が2つ咲いていた。
『あんの野郎!!!!!!ゆるさない!!』
私は人が沢山いる所で大きな声を出してしまった
『すみません…すみません…』
「そりゃ叫ぶわ〜いいなぁ甘々彼氏持ってて」
『ほのちゃんの彼氏は甘々じゃないの?』
「前までは甘々だったけど訳あって一回別れてさ〜wあ、こんな話はいいから入ろ!呼ばれてるから」
私たちはチケットを見せて会場入りした。
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悠奈 - ライ◯の設定でげろさんがおじんなのかわいい (2021年3月18日 23時) (レス) id: 7d987b9150 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - ササキさん» 本当ですか!?お気に入り作者さんに追加しますね!!たくさんのおじん待ってます!(*´-`) (2020年8月14日 9時) (レス) id: 951bb9cd74 (このIDを非表示/違反報告)
ササキ(プロフ) - 柊さん» 一瞬でしたね…一昨日位から更新しまくって気づいたら完結していました!!えっ!とても嬉しいです…これからも沢山おじんの小説書いていきますね(*^^*ゞ (2020年8月13日 23時) (レス) id: 6eb8881bff (このIDを非表示/違反報告)
翡翠琥珀(プロフ) - 完結してしまった…っ!ほんとにめちゃめちゃ大好きな小説です!これからもたまに読みに来ます!!よし、短編見に行くか() (2020年8月13日 23時) (レス) id: 6d037e75db (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - ササキさん» 終わってしまった...一瞬だった...ササキさんの書くおじんめっちゃ好きですw (2020年8月13日 16時) (レス) id: 951bb9cd74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ササキ | 作成日時:2020年8月11日 19時