変えてくれたのは

二日酔と退職願 ページ13

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｢はぁ〜のんだのんだ！ww｣

『明日絶対二日酔いだ…』

｢明日、太○胃散飲みなwwwタクシー呼んだるからちょっと待ってな｣

俺はガクッと地面にしゃがみこみタクシーを待った
気持ち悪い…

｢キタキタ！はい、1万ありゃ足りるでしょ？｣

『え？大丈夫ですよ』

｢運転手さん待ってるからはよ乗って帰り〜
お礼はまた今度でいいからじゃ！
運転手さんよろしくお願いします〜｣

俺はゴリ押しでタクシーに乗せられて家に帰った
1万も要らんのに…お釣りは取っといて今度返そう。

シャワーを浴びGeroさんのDMに[今日はありがとうございました。
俺のLIMEです！良ければ追加してください。]とQRコードを送り寝た

今日は僥倖にめぐりあえたな。

・

｢急に言われても困るよ〜｣

『ほんとすみません。』

またあの人に頭を下げている
今の仕事が終わったら辞めさせてくれ。ってね

｢もういいよ。新しい人今度はいるしね｣

嫌味ったらしく言われてももう何も思わない
あと少しで辞められるし今度Geroさんと出かけるしね


自分のデスクに座ろうとすると後輩に呼ばれた

｢先輩！辞めちゃうん…ですか…？｣

『今溜まってる仕事終わったら辞めるんよなぁ』

｢悲しいです…｣

『そうやな』

適当に返し、仕事を始めた
早く辞めたいからいつもよりビシッと決めてって思ったけど
隣にいる後輩がずっと話しかけてくる

ほんま辞めてくれ
俺はちゃっちゃと終わらせたいねん

『自分の仕事せぇ
ないんなら俺の手伝え』

｢手伝います｣

なんや、こいつ使えるやん
ありがとうな

定時までパソコンとにらめっこした

『ありがとう…半分終わったわ。』

｢明日も手伝うのでなんか奢ってくださいね｣

『えー蒲焼さんでええ？』

｢焼肉でお願いします｣

うっわまじか安安連れてくか

奢り→←この人なら本当のこと言えそう

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