一目惚れされた【すとぷり】【莉犬くん】

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「「呑んでなくないうぉううぉう」」

放送でお酒飲んだ時の話は聞いていたけど、
実際その場に居合わせるとこんな感じなんだ。


「こら、Aちゃんにお酒勧めないの！」

まぁ呑んでない人がいるから平気だけど。
ころんくんとさとみくんからは離れて、守ってくれるなーくんの傍に座った。


「ア"ーー！Aちゃんなーくんのとこ行っちゃった！さとみくんのせいだよ！」

「お前が酔ってるからだろ？」

とか言いながらお互いをぽんぽん叩き合ってる。
遠くから見てる分には面白いなぁ。



母親とは大違いだ、良かった。


ジェルくんは床に大の字になって寝てるし
るぅとくんも…ジェルくんの横で寝てる。

るぅとくんの寝顔可愛いなって見てたら、クシャミをしたからブランケットを二人に掛ける。



そういえば。

「なーくん、莉犬くんどこに行っちゃったか分かりますか？」

「あれ？ほんとだ、いないね。多分トイレとかじゃないかな」


廊下の方で物音1つしないから、トイレで吐きすぎて倒れてたらどうしようと少し不安になる。

「私少し見てきますね」
立ち上がって歩こうとしたが前に進めない。
なーくんに手を握られていたから。


「Aちゃんは…莉犬くんが好き？」

「えっ……はい、好きですよ？だって私の推し様なので。あ！すとぷりの皆さんのことも勿論好きです！」


誤解をさせないようにあわあわと伝えると、なーくんは少し吹き出して

「大丈夫、伝わってるから。じゃあ莉犬くんのとこ行っておいで」

と、手を離された。


なんでそんな質問したのか疑問が残るけど、相変わらず廊下から物音がしない。

本格的に心配になった私は急いで廊下にあるトイレに向かった。



〈廊下は走っちゃいけません〉なんて規則守ったことないもんね。

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