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莉犬くんside
┈┈┈┈┈┈┈┈
「ねーねーA〜」
「A〜A?」
「そ、そんなに呼ばなくても聞こえてますぅぅ…」
呼び捨てする許可を得た俺は、名前呼ぶ度に照れるAが可愛くて可愛くて。
「ごめんて〜。いたずらしちゃった」
頬を赤く染めて「もぉ」と拗ねるそれも可愛い。
なんか俺、凄い重症じゃない?
さっきから可愛いしか思ってなくない?
「あ、莉犬くん!冷やしておいてくれたブラウニー出してもいいですか?莉犬くんに食べて欲しいです」
ベッドから降りてパタパタとキッチンに移動する。
俺もその後ろを犬のようについてく。
「いいよ〜今年のバレンタインで、俺にチョコくれるのAが初めてだよ」
そう言うと返事はないものの後ろからでもAが喜んでるのは伝わってきた。少しスキップしたから。
可愛い。
「それじゃあ、頂きます」
「お口に合うと良いんですけど…」
「……美味しい!」食レポなんてできないから上手い表現はできないけど、しっとりしてて濃厚で美味い。
Aは胸に手を当てて「良かったぁ」と安堵の表情を浮かべる。
「ほんとに美味しいよ、ありがとう作ってくれて」
「そんな…私も食べてもらえて嬉しいです!」
ほわほわな空気の中、Aはふと外の暗さを見て
「そろそろ御暇しないと迷惑ですよね」と呟いた。
いや俺的には全然泊まってって欲しいくらいだけど。
なーんて恋人でもない俺は言えない。
だからせめて
「あまり遅過ぎても帰りが心配だし、そうだね。
じゃあブラウニーのお礼にさ、いやお礼になるかは分からないけど…LI○E交換しない?」
「ら、LI○Eですか!?莉犬くんの公式LI○Eならもう持ってます!!」
「そっちじゃないよwww
俺が自分で返信する、俺のアカウント。それでLI○Eしよ?」
そんな他の莉犬くん推しの人に申し訳ない、なんて今更なこと言ってるAをスルーしてAの携帯と俺の携帯をふるふるした。
「はい。もうできちゃいました!
これで俺とAは友達、ね?」
今はまだ。と心の中で付け加える。
その後Aを家まで送り届けようとしたけど、凄く拒否されたからしょぼんぬ(´ ・・`)しながら俺の最寄り駅で別れた。
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少し莉犬くんのキャラが迷子ですごめんなさい……(´・ω・`)しょぼんぬ。
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ユメタン - めっっちゃ、面白かったです (2022年4月24日 22時) (レス) @page43 id: 456e981083 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよーん(プロフ) - 以前初めて読みまして、また読みたくなって一気読みしました!日菜さん、どうかこのコメントを見ていましたら作品を完結させて欲しいです!この作品大好きなんです続きが読みたいです...。twitterもフォローさせて頂いてますが、学生活お忙しいと存じますが応援してます (2021年4月19日 17時) (レス) id: f513fe2fe5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 1番大好きな作品です!!!!!!更新楽しみにしてます!応援してます!Twitterの方もフォロー失礼いたしました!!!!語彙力ないんですけど、本当に好きですから!!!!! (2020年6月3日 0時) (レス) id: ec94b4e7e3 (このIDを非表示/違反報告)
まど(プロフ) - 日菜さんの莉犬くん愛がひしひしと伝わってくるお話だと思いました!青い鳥の方もフォローしてひっそりと見させて頂いていますが…本当に莉犬くんが好きなんだなぁって微笑ましく見ています!夢小説は苦手だったのに日菜様だけは好きです!応援してます更新待ってます! (2020年6月2日 23時) (レス) id: c5cc66b24a (このIDを非表示/違反報告)
れもん - スクランブルエッグだけでなく、パンケーキをブラックマターにするのも、れもん氏は得意です。(は?) (2020年5月23日 10時) (レス) id: cf66eac031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日菜 | 作成日時:2020年2月17日 16時