No.9 ページ9
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〜次の日〜
「これ…私のマジカルペン…」
次の日の朝、リドル寮長から渡されたのはラギー先輩に
取られたはずのマジカルペンだった。
「もしかして、取り返してくれたんですか…？」
リ「いや、昨日君が寝た後にラギーが返しに来たんだ」
えっあのラギー先輩が…いや、返したって
高感度が戻るわけないけど…。
リ「ひどく反省していたようだったよ。…直接会いに行ってみたらどうだ？」
「直接…ですか。…分かりました。会いに行ってきます！」
あまり気は乗らなかったけど、お母様が言ってた「相手が謝るのなら許してあげなさい」と。
だから…
ーーーーーー
着いた…サバナクロー寮。
ん、あそこ賑わってるなぁ…ってラギー先輩がいる！
つい木の後ろに身を隠してしまった。
ラギー先輩の後ろ姿はなんだか元気がなさそうだった。
(ここで勇気出さなきゃいつ出すんだ！)
私はラギー先輩の居る数人のグループへ
一歩踏み出した。
「…あの！ラギーブッチ先輩に話があります」
と言うと私よりずいぶん背が高い人たちが
いっせいに私を睨みつけた。
ラ「…！あっ…ごめん、もう俺行くっス」
ラギー先輩が人達をすり抜けて私の目の前に来た。
ラ「……とりあえず、植物園いきますか」
「…分かりました」
お互いものすごく気まずい空気が流れている。
喧嘩した後みたいな、あの雰囲気。
植物園に着くとそこにはレオナ寮長もいた。
ラ「あの…昨日はごめんなさい」
レ「……すまなかった」
意外にあっさり謝られて少し目を丸くした。
「私もごめんなさい…怒鳴ったりして」
ラ「ぜ、全然！俺らが全部悪いんすよ…」
それからラギー先輩はなんで起こっていたのかを説明
してくれた。隣でレオナ先輩は何も言わずに聞いていた。
ラ「俺、Aちゃんが本当に転寮って勘違いしちゃって…つい嫌味みたいな事言っちゃって…レオナさんも本気で言った訳じゃないんすよ。」
「…そう。じゃあもう行きますね、マジカルペンどうも」
レ「……まだ怒ってんのか？」
「許したなんて言ってないもの、ではご機嫌よう」
そう、お母様はそのあと「なんてのは綺麗事よ。一生許さないで死ぬまで恨みなさい」
って言ったもの
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スナッチ - 推しを教えてくれてありがとうございます。 リドル寮長のあのツンデレっぽい感じが素敵です。 (2020年4月4日 9時) (
レス) id: 9c5bac3c4f (このIDを非表示/違反報告)
鬼柄(プロフ) - スナッチさん» 推しですか？やっぱりリドル寮長ですね...！でもラギー君もいいですよね！ (2020年4月3日 1時) (レス) id: 0c6475c1a3 (このIDを非表示/違反報告)
スナッチ - 小説と関係ない質問何ですが、推しを教えてほしいです！ 要らない情報かもしれませんけど、私の推しは『ラガー・ブッチ』です。 (2020年4月2日 18時) (レス) id: 9c5bac3c4f (このIDを非表示/違反報告)
鬼柄(プロフ) - 桃さん» コメントありがとうございます！面白いなんて言ってくれてありがとう！これからも頑張ります♪(´ε｀ ) (2020年3月28日 23時) (レス) id: 1cfe7c1f4c (このIDを非表示/違反報告)
桃 - コメント失礼します(≧▽≦)すごく面白いです魅力的な作品だと思いました。更新頑張って下さい(*´ω｀)応援してます！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: 4db1c97773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たんしお | 作成日時：2020年3月27日 21時
