20話「これから楽しみだね」by月島 ページ21
ー貴女Sideー
明日試合で気合いが入っている日向くんと影山くん、二人は夢中でレシーブの練習している
わたしはなんだか疲れて眠くなってきたから木に寄っ掛かって寝てしまった
そして誰かに起こされて目を覚ます
目の前に背の高い男の人がいた
その人の顔は昔約束を交わした子に似ていた
わたしはとっさに 蛍くん？ と言ってしまった
するとその子はわたしの名前を言った
やっぱり蛍くんなんだ
こんな形でまた会えるなんて思っても見なかったから、驚きと嬉しさが交差する
蛍くんはわたしに
蛍「＿＿“僕のそばにいて”」 と言った
嬉しい長い間想い続けてきた蛍くんからの言葉
顔が熱くなっていくのが分かる
「こんなわたしで良かったら
そばにいさせて下さい＿＿」
「うん、こちらこそよろしくさくら＿」
貴女に名前を呼ばれるだけでも心が高鳴る
ずっと一緒にいたい
＿＿その後
蛍くんがわたしを家まで送ってくれるそうなので
わたしはお兄ちゃんにメールで友達と帰るとだけ伝えた
夜の道を二人で並んで歩く
昔より高くなった背、整った顔を見ると
ドキッとする
かっこいいなぁ
蛍「なに？さっきから人のことジロジロ見て」
「ん？なんか前よりかっこよくなったなぁと
思ってさﾆｺｯ」
そう言うと蛍くんは顔をそむける
耳が赤い
もしや照れてる？かわいいとこもあるんだね
蛍「話変わるけどさ
何であんなとこで寝てたの？」
「あーあのねわたし中学までバレーやってて
今度はマネージャーやりたいなと思ってさ
男子バレー部に入ったんだけど
今度試合があってそれまで
日向くんと影山くんっていう子たちの
サポートすることになっちゃったの」
蛍くんは聞いた直後に眉間にシワを寄せて
蛍「へーどこの中学校だったの？
僕その試合相手なんだけどさ
その二人との関係、詳しく知りたいな？」
「嘘？蛍くんバレーやってたんだー
今度の試合負けないからね
日向くんと影山くんは友達で特に
影山くんはわたしと同じ北川第一出身だよ」
蛍「！？北一？
それ聞いたら負けたくなくなったなー」ﾆﾔ
なんか蛍くんたくらんだような顔になってる
どうしたんだろう
変なことにならなきゃいいけど……
試合の対戦相手が蛍くんなのは少しイヤだけど
日向くんたちのために頑張んなきゃね！
21話「遅いなー」by菅原→←19話「ツッキーの目がキラキラしてる！？」by山口
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林檎飴(プロフ) - 月島さんかっこいいです(ﾉ≧∀≦)ﾉコメント遅れましたがありがとうございました (2015年1月21日 23時) (
レス) id: 83d3ac94c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょう | 作成日時：2014年8月29日 18時
