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違和感は最初からあったんだ。
『たまたま』――偶然なんてこの世界にはあるはずがない。そんなこと最初からわかっていたのに。
背中を伝う冷たい汗は止まらない。頭がサッと冷えていくのが分かる。
口が乾いて、言葉を出すことが出来ない。隣から聞こえてくる声もまともに耳に入ってこない。
――これも、全て『必然』なのだろうか。
「酷いわお前。もうちょっと手加減してくれてもええやん」
「全力でって最初に言ったやん。え、もしかして聞いてなかったん？」
あの日来た公園に、あの日と同じようにブランコに座る。あの日と違うことといえば、もう片方のブランコが埋まっていること。
茜色に染まる空をぼーっと眺めながら、今日の罰ゲームとして瑞希に奢ってもらったコーヒーを飲む。苦みの中に仄かな甘みを感じた。
「はぁ……どうやったら勝てるんかな」
「才能の差だろ」
「うっわコイツむかつく」
いつものように言葉を交わす。なんだかんだ言って瑞希と話している『自分』が一番楽だ。脊髄で反射して言葉を出すように、テンポよく会話が出来る。
「――お、またここに居るんかA！」
そんなことを考えながら瑞希と話していると、公園の入り口から聞きなれた声が聞こえた。それは今は聞きたくない声で、出来れば今すぐにでもこの場から逃げ出したかった。
「……せ、先輩……」
公園の入り口には、コネシマさんの姿があった。瑞希は頭にハテナを浮かべていたが、僕が先輩と口にしたので、ちらほら話題に出ている人だと勝手に納得していた。
しかし、問題はここからだ。僕は瑞希と話している時と、先輩達と話している時で声もといキャラクターを変えている。当たり前なのだが。普通なら、外面を使ってコネシマさんと会話をすればいいのだが、そのキャラクターは『カルボ』のため、動画を毎日欠かさず見ていると豪語する瑞希には瞬殺でバレてしまうだろう。
「……ん？え、この声コネシマさんに……いや、え？」
――そこまで考えていたのなら、何故こうなることに気付かなかったのだろう。瑞希の呟いた言葉に思わず頭を抱えた。
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眠井さん - みっくす13。さん» みっくす13。さんおはこんばんにちは！ありがとうございます！とても励みになります！失踪しないように気を付けたいと思います…(笑) (2020年5月19日 8時) (
レス) id: e5ab6b52a6 (このIDを非表示/違反報告)
みっくす13。 - (ｷｷｰｰｰｯｯ！！)おはこんばんにちは！みっくす13。と言う者です！この小説、面白いです！ゆっくりで良いのでこのまま続けてくれると幸いです！では、以上!(ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…) (2020年5月19日 1時) (レス) id: ebaa9545e3 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - くずをさん» ありがとうございます！自分の妄想を形にしているだけではありますが、皆様に評価されるような小説を書いていけるよう努力します！更新頑張ります！ (2020年2月29日 22時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年2月29日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - チョコレートさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2020年2月19日 16時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠井さん | 作成日時：2020年1月25日 0時
