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「あ、今日もappさんいる」
ある平日の夕方。学校から帰宅して一目散にゲームを立ち上げた僕は、もう毎日いるのではないかと思うほど見慣れたその文字を見て、少し口角が上がった。
「あー、聞こえますか？」
「お！待っとったで炭焼くん！」
いつもと違うその返しに、頭の中でハテナを浮かべる。さっきappさんは『待っていた』と言った。いつもなら一人でゲームを楽しむappさんだったが、今日は僕を待っていたらしい。
「待ってたって……何かあったんですか？」
「いや、あんなぁ……そういや炭焼くんってこのゲーム以外に何かやっとらんの？」
そのどもった声で余計に疑問は深まったが、まぁ探ろうとはせず、質問に答える。
「うーん……マイクラとか、フリーゲームとか……。あ、普通にゲームセンターとかにも行きますよ」
「マイクラやるんか！？」
「え……まぁ、そうですね」
買った当初はクリーパーが怖すぎてクリエイティブモードしかやらなかったけれど。案の定サバイバルモードで拠点を破壊されたのも今となってはいい思い出だ。
appさんは僕がマイクラをやっていることに興味を持ったらしい。
「――炭焼くんって『〇〇の主役は我々だ！』って知っとる？」
敵を数人ダウンさせている時、無言だったappさんが話し出した。……何を考えているのかは分からないが、取り合えず目の前にいる敵くらいは倒してほしい。
「『〇〇の主役は我々だ！』――？えっと……Youtuberですか？」
「いや、まぁ近いっちゃ近いけど……ゲーム実況者やな。Youtuberと違ってゲームのプレイ動画をあげとるんよ」
appさんがそう『実況者』について熱弁する。僕自身ゲームはやるものの、他人のプレイ動画を見ることはほとんどない。そういえば、クラスの女子が話題にあげていた気がする。
「あ、『しゃおちゃん』とか『しっま』とかですか？」
それにチラッとフリゲのサイトに載っていたのも見たような気もする。たしか『異世界の主役は我々だ！』とかだっけ？最寄の本屋で同じタイトルの漫画も見たことがある。
「せや！なんだ知っとったんか」
どうやら当たっていたらしい。自分のガバガバ記憶力も中々使えるなと思った。
にしてもどうしたのだろう。appさんはその実況者と関係があるのか？――そんなわけないわな。
「知ってるんなら話は早いわ。単刀直入に言うんやけど――炭焼くん、我々だに入ってくれへん？」
「…………え？」
どうやらあながち間違いではなかったのかもしれない。
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眠井さん - みっくす13。さん» みっくす13。さんおはこんばんにちは！ありがとうございます！とても励みになります！失踪しないように気を付けたいと思います…(笑) (2020年5月19日 8時) (
レス) id: e5ab6b52a6 (このIDを非表示/違反報告)
みっくす13。 - (ｷｷｰｰｰｯｯ！！)おはこんばんにちは！みっくす13。と言う者です！この小説、面白いです！ゆっくりで良いのでこのまま続けてくれると幸いです！では、以上!(ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…) (2020年5月19日 1時) (レス) id: ebaa9545e3 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - くずをさん» ありがとうございます！自分の妄想を形にしているだけではありますが、皆様に評価されるような小説を書いていけるよう努力します！更新頑張ります！ (2020年2月29日 22時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年2月29日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - チョコレートさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2020年2月19日 16時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠井さん | 作成日時：2020年1月25日 0時
