・ ページ30
「じゃあな！A！」
「はい！ありがとうございました！」
結局あの後、重たい空気を払拭し、ゲームセンターやら二件目やら……三件目やら、比較的楽しい時間を過ごした。もう３日分のご飯を食べた気がする。
お腹をさすりながら夜道を歩く。月の輝きと人工的な電飾のコントラストが、幻想的な風景を醸し出していた。
「はぇ〜……やっぱり夜は肌寒いな」
ふと思い出してポケットに入れてあったスマホを確認する。パスワードを入れてログインすると、夥しいほどの通知が。
「え、怖っ！」
若干引きながらも通知を確認する。フォローやらリプなど、普段のアカウントなら絶対にありえない光景に、やはり人気グループってすごいなと思った。
「どうすりゃいいんやこれ……」
今までゲーム実況者どころかYouTuberなんて者を見たことがなかったため、こういう時皆さんがどういった行動をとるのかが分からなかった。……だから、
「……取り合えず、フォロバしたほうが良いよね、？」
――自分がとんでもないことをしたと知るのは、この後の話。まあ、後悔って先に立たないしね。
aaa
え、カルボくんからフォロバされたんだけど！！？？(歓喜)
bbb
カルボくん無差別にフォロバしてないか…？
ccc
なんか嬉しいけどちょっと不安になる…
「はー……疲れた」
タオルで頭を拭きながら自分の部屋へと歩みを進める。お風呂独特の匂いと、自分から香る仄かな石鹸の香りに、一日の疲れが取れていく気がした。
ベットに飛び乗るとギシッとスプリングが音を立てた。寝る前に何かしようかなと思いながらも、相当疲れていたのか、どんどんと瞼が落ちてくる。
「無理しんどい……寝よ」
ケータイを置き、布団を被る。明日は今日より……いや、今日と同じくらい良い日だといいな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眠井さん - みっくす13。さん» みっくす13。さんおはこんばんにちは！ありがとうございます！とても励みになります！失踪しないように気を付けたいと思います…(笑) (2020年5月19日 8時) (
レス) id: e5ab6b52a6 (このIDを非表示/違反報告)
みっくす13。 - (ｷｷｰｰｰｯｯ！！)おはこんばんにちは！みっくす13。と言う者です！この小説、面白いです！ゆっくりで良いのでこのまま続けてくれると幸いです！では、以上!(ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…) (2020年5月19日 1時) (レス) id: ebaa9545e3 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - くずをさん» ありがとうございます！自分の妄想を形にしているだけではありますが、皆様に評価されるような小説を書いていけるよう努力します！更新頑張ります！ (2020年2月29日 22時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年2月29日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
眠井さん - チョコレートさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるように頑張ります！！ (2020年2月19日 16時) (レス) id: 2b50fcc9a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眠井さん | 作成日時：2020年1月25日 0時
