アホやなぁ(Y side) ページ13
Aの口から
「ヤスくん」
と聞いて察知してしまった。
.
その涙顔の理由も…
横山
「……告白でもされたんか…？」
A
「…え？！」
.
当たっとるんかい…
.
横山
「…Aは、どうしたいんや？」
A
「……侯くん…」
横山
「俺と別れたいん？…ヤスが好きなん？」
A
「…どうして？
…っどうしてそんなん言うん？！」
.
Aは感情が高ぶり、口を開きだした。
そう、それでええ…
.
A
「私…っ…侯くんしか…っ…！」
横山
「……うん？」
A
「侯くんに言いたい事、言えんくて…っ！
…ずっと胸の中もやもやしとって…っ！」
横山
「………」
A
「好きやから…嫌われたくないから…っ！」
横山
「…ホンマ、アホやなぁ……」
.
でも、
俺はもっとアホや。
.
ちゃんとわかっとったはずやのに…
Aは全然ワガママ言わんことぐらい
Aが歳上の俺に合わせて
少しでも大人で在ろうとしとったことぐらい
昔から分かっとったはずやのに
.
せやのに、
そんなAに甘えて…
俺の方が全然子供やで
.
泣きじゃくるAをそのままゆっくりベッドへ寝かせる。
頬に流れる涙を親指で拭うと、Aは俺の名前を呟いた。
.
我慢なんかせんと、
なんでも言えばええねん。
Aの短所も含めて…
全部を愛してんねんから。
.
横山
「…A…オマエだけが好きやで？」
A
「…っ…侯くん…」
横山
「これから先も…
ずっとオマエとおりたいって思てる
Aしか考えられへん
ヤスにやって渡されへんぐらい…
Aのことが好きやねん
知らんかったんか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayana(プロフ) - かなでさん» ただいまぁー(;o;)！ホンマになんとか完結できました…(--;)おそなってごめんね？そして、ありがとー＼(^o^)／ (2012年12月15日 23時) (
レス) id: 41ed63d1bc (このIDを非表示/違反報告)
ayana(プロフ) - さーやさん» ありがとぅございます！優しい言葉に作者、涙です！(笑) (2012年12月15日 23時) (レス) id: 41ed63d1bc (このIDを非表示/違反報告)
ayana(プロフ) - 花火さん» いえいえ、そんなっ(--;)逆に、待ってくださってありがとぅございます！感動してもらえて嬉しいです♪ (2012年12月15日 23時) (レス) id: 41ed63d1bc (このIDを非表示/違反報告)
ayana(プロフ) - maiさん» ありがとぅございます！！やっぱり最後はハッピーエンドで終わらせたくて…。また、時間が出来たら番外編も書こうと思うのでよろしくお願いします！ (2012年12月15日 23時) (レス) id: 41ed63d1bc (このIDを非表示/違反報告)
さーや - いい話っ！！！ (2012年12月14日 20時) (レス) id: 6b931e7e32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayana | 作成日時：2012年10月26日 22時
