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「 それでは次の動画で! 」
「「「「「「 バイビー! 」」」」」」
カメラのスイッチを切れば 、 途端に真顔に戻る私
『 お疲れ様でした 』
「 あ、帰る前にTikTok 」
さっさと帰ろうと荷物を纏めていればこちらを見ずに声をかけてくる彼 。
『 もう撮るネタないですよ 』
「 最近の流行りくらいチェックしとけよ 」
『 ハイハイ 、 すみません 』
TikTokを開き流行りの曲を調べる 。
はぁ、と軽く溜息をつきながら振り付けを覚える
「 Aさん Aさん 、 曲決まってないならカーテンはどうですか? 」
『 うまくん天才! そうするね 』
そういえば曲がリリースされて振り付けも出来てたな、なんて考えながら検索に曲名を入れ動画を見る。
これならまだすぐ覚えられそう
『 社長、今回の動画カーテンにしませんか 』
「 ん、良いね 。 振りは?覚えた? 」
『 はい 。 覚えました 』
「 じゃあ撮ろうか 」
隣に座り動画を撮る 。
香水の匂いが鼻について少しいらつく。
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作者名:ちょこちゃん | 作成日時:2023年9月22日 1時