26cmから始まる恋 (ページ4)

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最後の一人は… 田中くん

田中くんはあまり喋ったことは無い、

というか避けられてる…？

スっと部屋に入ってきて椅子に座る彼の後ろに立ち髪の毛をいじる

『今日はどんな感じにしますか？』

少しの間が開き彼が口を開いた

「 … おまかせで」

それだけかい！！と思わず心の中でツッコミを入れてしまうも言葉には出さず彼の髪をセットしていく

ふと彼の流している動画が目に入ってきた

『懐かしいですね、バカレア』

急に声をかけたため少し驚く彼。

「最近話題に出て、久々に見たくなっちゃって」
『あれからもう4年かぁ、』
「そうっすね。」

…空気重い、

まぁ当時私が担当してたのはジェシーくんと髙地くんだけだったし、覚えてないよね

何故か一線を引かれたまま髪の毛のセットが終わる。

無言だったせいかジェシーくんの時の3倍くらい時間かかったような感覚

『はい、どうですか？』
「 …有難うございます」

1度も目が合うことなく彼はその場を立ち去った

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