Старый друг 1 ページ15
静かな部屋に鳴り響くのは携帯で設定した目覚ましアラーム………ではなく、何処ぞの外人の悲鳴だった。
「noooooooooooooo!!!ジャパニーズ目玉焼きを作ろうとしたらスクランブルエッグに!!!」
「………うるせぇ」
朝から憂鬱な自然目覚ましで起きた凛夜は不機嫌そうにベットから起き上がり悲鳴が聞こえてくるリビングに向かう。
「おい、何を騒いでいる」
「おや、凛夜さーん。good morning」
「おはよう………で、質問に答えろ」
「ふふふ、私が体を張ってジャパニーズbreakfastを作ろうとしたのですが………目玉焼きがスクランブルエッグになってしまったのです!!」
英国紳士の私が失敗を!!とスクランブルエッグが盛り付けられた皿を持ちながら嘆く自称英国紳士に呆れた表情で見つめていた凛夜はテーブルの方を見る。
そこにはベーコンにサラダ、スープ、コーヒー、そして焼きあがったトーストが既に置かれていた。
「………お前、本当に日本の朝食作るつもりか?正直言って何処に日本の要素があるんだ?」
「日本ではトーストを朝食で食べていると聞きました!!」
「確かに食べるが、日本の朝食と言えばと質問してトーストと言う奴が居たら見てみたいな」
普通日本の朝食とは何だと聞かれたら思いつくのは焼き鮭、味噌汁、白米だ。まぁ、まともな食事をしてない俺がコイツに文句を言えるわけではないが………。
「次回は失敗しません!絶対にジャパニーズbreakfastを作ってみせます!」
「鮭が黒焦げになる未来が視えるから止せ」
「oh………」
あからさまに落ち込んだ様子でトーストを齧る相手に凛夜は特に気にするわけもなく、淹れたてのコーヒーを飲んだ。
「お前の淹れたコーヒーは美味いんだよなぁ………」
「コーヒー以外は不味いみたいな言い方しないでくださーい」
そう言っているが出会った当初は淹れたはずのコーヒーが透明であったくらい下手だったのが………今では美味いのを出すようになったもんだ。
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赤い桜模様の猫 - 僕的には、マフィアとの流れも気になります!続きお願いします♪ (2016年7月9日 14時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
藍斗 - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます 更新頑張ってください 応援してます (2016年6月30日 1時) (レス) id: 668560919b (このIDを非表示/違反報告)
天猫美菓(プロフ) - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年6月25日 13時) (レス) id: 62e3382ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*夜桜* | 作成日時:2016年6月25日 0時