宴の始末1 ページ8
ドイルside
組合との対決を無事に終えた武装探偵社の方々は泉鏡花の歓迎会を行っている中、ドイルは屋上で街の風景を眺めていた。
ドイル「………………」
「君みたいな人でも悩む時はあるんだねぇー」
ドイル「………あぁ、貴方ですか」
ドイルが視線を向けた先には奇妙な服装をしている一人の青年が立っており、此方に作り笑顔を向けていた。
ドイル「わざわざ私を連れ戻しに?」
「まっさかー、君は死神の所有物。そんな君に手を出すほどあの方は狂ってはいないさ」
ドイル「狂っているのは貴方だけで充分です」
「あはは、狂っているなんて酷いなぁ」
下の階はお茶会ムードで楽しそうだね、と敦達が居る階を見ていた青年にドイルは溜息を吐く。
ドイル「間違ってもお茶会を誘うような行為はしないでくださいよ」
「えー、何で?お茶会楽しいじゃん!!」
ドイル「えぇ、普通のお茶会なら楽しいでしょうね。ただ貴方のお茶会はcrazyじゃないですか」
そう云ったドイルに青年は作り笑いからニヤッとした気味の悪い笑みを浮かべる。
「wonderlandに狂気は付き物だよ。狂気が無い世界はwonderlandとして相応しくない」
wonderlandは全てが狂っている。その世界に住んでいる住人も植物も………迷い込んだら頭が可笑しくなりそうな世界。
まぁ、その世界に招かれたら大抵はbad endで終わりを迎えますけど………。
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りお(プロフ) - 最近見つけてめちゃくちゃハマって何周もしてます。主くんが江戸川さんにハニトラかけるシチュも見てみたいです(人*´∀`)。*゚+ (2020年7月5日 21時) (レス) id: c35960f72f (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 面白いです!楽しみにしています。 (2019年2月2日 22時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
reona0521(プロフ) - 最新待ってます!これからも頑張ってください! (2018年10月14日 21時) (レス) id: 4091e15341 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - これからの投稿を楽しみにしています (2018年7月5日 14時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*夜桜* | 作成日時:2018年6月10日 9時