宴の始末4 ページ11
ドストエフスキーside
ドスト「白鯨の墜落には失敗しましたか。ですが、ほぼ計画通りです。組合に内乱を誘発させ、その隙に資産の4割を簒奪」
そして凛夜が僕を上手く隠すためにと行った作戦によりヨコハマを傷つけ尚且つ敵を弱体化させていった。
ドスト「そのおかげで有能な異能者の勧誘にも成功しましたから」
ホーソン「私は勧誘されたつもりはない。意識不明のミッチェルを治す条件で一時的に手を貸しているだけです」
ドスト「結構です、牧師殿。共にこの地を罪深き者の血で染めましょう………より良き世界の為に」
「より良き世界を創りたいならまず寝ろ、フェージャ」
いきなり聞こえてきた第三者の声にホーソンだけではなくドストエフスキーも驚いた様子で声がした方を見る。
そこには自身と色違いの格好をしている凛夜が立っていた。
ホーソン「なっ、貴方は………」
「あぁ、お前か。フェージャの云っていた勧誘に成功した異能者っていうのは」
ドスト「今日来る予定でしたっけ?」
「メール返信したはずだぞ」
そう云われてパソコンのメールボックスを見れば、確かに凛夜から『すぐに向かう』と書かれたメールが返ってきていた。
ドスト「牧師殿、彼のことについては後で説明します。今は悪いですが、彼と二人っきりにさせてください」
ホーソン「……………」
何か言いたげな表情を浮かべたまま部屋を出て行ったホーソンに凛夜がクスッと可笑しそうに微笑む。
「哀れな異能者だ。自身を庇った女を救う為に俺達の手を取るとは」
ドスト「彼はポートマフィアと探偵社の対立させる時に頑張ってもらう予定です」
「ふ〜ん………それよりお前徹夜何日目だ?」
そう聞いてきた凛夜にドストエフスキーは「4日目です」と答えれば、深い溜息を吐かれた。
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りお(プロフ) - 最近見つけてめちゃくちゃハマって何周もしてます。主くんが江戸川さんにハニトラかけるシチュも見てみたいです(人*´∀`)。*゚+ (2020年7月5日 21時) (レス) id: c35960f72f (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 面白いです!楽しみにしています。 (2019年2月2日 22時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
reona0521(プロフ) - 最新待ってます!これからも頑張ってください! (2018年10月14日 21時) (レス) id: 4091e15341 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - これからの投稿を楽しみにしています (2018年7月5日 14時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*夜桜* | 作成日時:2018年6月10日 9時