25話 ページ29
・
A side
朝のHRが終わって、1限目から4限目まで、あっという間だった。
ころんくんとの昼食を楽しみにしている自分がいた。
キーンコーンカーンコーン
4限目が終わった。やっと昼休み。
ころんくんの、もとへ行こうと席を立った。
そのとき、
「ねぇ、香山さん。ちょっといいかしらぁ?」
クラスのトップに君臨する女の子3人組が話しかけてきた。
『ご、ごめんなさい。お昼休みは用事があって。』
「大したことじゃないでしょ。いいから来なさいよ。」
腕を引っ張られて強引に教室から出された。
『(ど、どうしよう……。ころんくんとの約束。)』
女の子達に引きずられるようにして廊下を歩いていると、さとみくんを見つけた。
『あ、ちょっと待って!さとみくん!!』
さ「ん?A?」
『あの、ころんくんに今日は一緒にお昼ご飯食べれないって伝えててくれないかな?』
さ「うんいいよ。それより、あれ大丈夫なの?
1人で平気?」
さとみくんは、私の後ろにいる女の子達を指さして言った。
『うん、大丈夫だよ。平気。じゃあ、お願いね!!』
私はさとみくんにそうお願いして女の子達の所へ走って戻った。
「寄り道なんてしてる暇ないの。貴重なお昼休みなんだから、早くしてくれない?」
『ごめんなさい…!!』
女の子達の中のリーダーみたいな子がまた私の腕を引っ張って、私達は校舎裏に来た。
・
429人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
K - おつころと書かれていますが正しくはころおつです…でもでも、めちゃめちゃ面白かったです♪ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
あーと - 最近、時間の合間に見てます!更新頑張ってください!絶対最終話まで見ます(゚∀゚) (2020年1月13日 21時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:餅月 | 作成日時:2019年12月28日 13時