検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:211,583 hit

27話 ページ31







A side





「ジェル先輩…」



女の子の1人がそう言った。
そのジェル先輩は、すごく怒っていた。



ジ「ねぇ、それで、ころん達に何するん?」

「それは…」

ジ「こんなか弱い女の子1人に寄って集って3人って卑怯やない?」



さっきの明るい声とは変わって、今度は低い声で男の子がそう言った。

その声に驚いたのか、女の子達は1歩後ろに下がった。

その開いた私達の間にジェル先輩がはいった。



ジ「それに、俺の仲間を傷つける奴は許さへんよ。」

「ッ…」



男の子が睨むと、彼女らは校舎の中へと去っていった。



ジェル先輩は、後ろをくるっと振り返った。

すると、優しい笑顔で私の左頬に手を添えた。



ジ「大丈夫?やないよなぁ…」



ジェル先輩は、苦しそうな顔をしながら冷たい手で私の頬を撫でた。



ジ「あちゃ〜、赤く腫れとる…せっかく綺麗な顔なのに…」

『だっ、大丈夫ですよ!助けてくれてありがとうございます!!』

ジ「いや、仲間が傷つけられる言われたら、体が勝手にな。もう少し早く来れんくてごめんなぁ…」



悲しそうな目でジェル先輩は私を見つめていた。



その時、人気のない校舎裏にまた人が来た。



?「おーい!ジェルくーん!!」

ジ「あっ!なーくーーん!」





28話→←26話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (150 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
429人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , ころん , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

K - おつころと書かれていますが正しくはころおつです…でもでも、めちゃめちゃ面白かったです♪ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
あーと - 最近、時間の合間に見てます!更新頑張ってください!絶対最終話まで見ます(゚∀゚) (2020年1月13日 21時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:餅月 | 作成日時:2019年12月28日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。