27話 ページ31
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A side
「ジェル先輩…」
女の子の1人がそう言った。
そのジェル先輩は、すごく怒っていた。
ジ「ねぇ、それで、ころん達に何するん?」
「それは…」
ジ「こんなか弱い女の子1人に寄って集って3人って卑怯やない?」
さっきの明るい声とは変わって、今度は低い声で男の子がそう言った。
その声に驚いたのか、女の子達は1歩後ろに下がった。
その開いた私達の間にジェル先輩がはいった。
ジ「それに、俺の仲間を傷つける奴は許さへんよ。」
「ッ…」
男の子が睨むと、彼女らは校舎の中へと去っていった。
ジェル先輩は、後ろをくるっと振り返った。
すると、優しい笑顔で私の左頬に手を添えた。
ジ「大丈夫?やないよなぁ…」
ジェル先輩は、苦しそうな顔をしながら冷たい手で私の頬を撫でた。
ジ「あちゃ〜、赤く腫れとる…せっかく綺麗な顔なのに…」
『だっ、大丈夫ですよ!助けてくれてありがとうございます!!』
ジ「いや、仲間が傷つけられる言われたら、体が勝手にな。もう少し早く来れんくてごめんなぁ…」
悲しそうな目でジェル先輩は私を見つめていた。
その時、人気のない校舎裏にまた人が来た。
?「おーい!ジェルくーん!!」
ジ「あっ!なーくーーん!」
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K - おつころと書かれていますが正しくはころおつです…でもでも、めちゃめちゃ面白かったです♪ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
あーと - 最近、時間の合間に見てます!更新頑張ってください!絶対最終話まで見ます(゚∀゚) (2020年1月13日 21時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:餅月 | 作成日時:2019年12月28日 13時