【学パロ】幼馴染が美少女すぎる件。【2j3j】 (ページ10)

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…という経緯で、現在勉強会真っ只中なわけですが。

『…思ってたより酷い』

長尾「俺は知ってたぜ」

「景くん隣の席だもんね…」

甲斐田「お通夜モードやめて！？」

3年どころか2年の夏くらいから躓いていたことが発覚し、範囲を見直すことに。

『よく今まで単位もらえてたな…』

甲斐田「ストレートすぎて流石に傷つく」

『え、あ、嘘。ごめん心の声が漏れてた』

長尾「びっくりした。俺の心読んだのかと思った」

甲斐田「嘘でもいいからもっと優しくして！？」

『勉強会やってあげてるだけ優しいでしょ』

甲斐田「それはそうなんだけどぉ…」

不貞腐れる甲斐田。
感謝が足りてなくない？勉強会やめてもこっちは困らないんだけど？
…とは思いつつ、3人分の高級プリンを貰った手前、やるしかないことは分かっている。

「…Aちゃん、私、2年生の範囲なら教えられるかも。その間に他のところまとめてあげたりできないかな…？」

『うちの姫が優しすぎる』

長尾「姫直々になんて晴には勿体無い。帰らせよう」

甲斐田「なんでだよ！！」

「だって、さっきから2人に任せっきりで私何もしてないし…」

『いてくれるだけで安らぐ』

長尾「いなかったら大惨事」

甲斐田「ねえ僕そんなに酷い？」

「私も2人の役に立ちたいし…だめ、かな…？」

彼女が私の目をじっと見つめる。
身長差的にどうしても上目遣いになるんだけど、これが可愛いすぎていつも許しちゃうんだよね…。

甲斐田「かわ、かわい…」

長尾「晴壊れちった」

流れ弾を受けた甲斐田が頬を赤く染めている。
…これ直接受けたら倒れちゃうんじゃ無いかな。

『…そこまで言ってくれるなら、お願いしようかな』

私の言葉に、彼女の表情がぱあっと明るくなった。

「任せて！じゃあ晴くん、2年生の夏くらいから復習しよっか！」

甲斐田「…あ、うん…」

長尾「…晴、心ここに在らずって感じだな」

『可愛さは罪だね…』

まあそのうち正気に戻るでしょ、ってことで。
私と長尾で以降の範囲と勉強会スケジュールの見直しを進めるのであった…。

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「(これでAちゃんからの好感度アップ！晴くんには悪いけど、利用させてもらっちゃおう)」

長尾「(とか考えてそうだな…)」

「…なに、景くん」

長尾「いや何も？」