【学パロ】幼馴染が美少女すぎる件。【2j3j】 (ページ39)

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イブ「叶さんが爆笑すんの珍し」

知らぬ間に消え、メリッサとフレンを連れて戻ってきたイブラヒムがそう呟いた。

『ヒム！？あれ、さっきまでそこにいたよね…？』

イブ「何？残像でも見えてた？」

フレン「あ、A！さっきぶり！」

イブちゃんに呼ばれてさ〜、と続けるフレンの手には、部屋で見たゲーム機のコントローラーが握られている。
…まだ勝敗ついてないのかな。

それから少しして、寝癖が酷い不破を引き連れたとこちゃんが現れた。
とこちゃんの手腕を褒め称えつつ、家政婦さん特製フレンチトーストをいただく優雅な朝を過ごしたのだった。

───

昼食も食べ終え、時刻は午後1時。
メリッサとフレンがリビングでゲームの続きをやるらしく、皆がソファ周りに集まってきた。

イブ「勝率どうなん？」

メリ「僕が負けてる。むーさん仇討ちしてよ」

フレン「イブちゃんやる？私強いけど」

イブ「どっからくるんその自信」

テンポの良いやり取りに何だかほっこりする。
幼馴染特有の距離感？って言うのかな、安定感があって良いよね。
…私たちもそう見えてると良いな。

それはそうと、メリッサとフレンに気になっていたことを聞いてみる。

『…ところで、2人はいつ寝たの？』

メリ「寝てないよ？」

あっけらかんとした返事に、やっぱりそうかと思った。
メリッサが明らかに眠そうなんだよね。

フレン「いつもは早寝早起き朝ゲーム！なんだけど、昨日は女子会あったし…」

“だから眠気覚ましにゲームしてる”、なんて本末転倒なことを言うフレン。素直に寝てほしい。

イブ「葛葉も眠そうじゃん」

葛葉「叶がオールで俺だけ寝れると思うか？」

2人もずっとゲームしてたみたいだし、10人中4人寝てないの中々だと思うんだけど…。

フレン「あ！せっかくだし、皆でできるゲームしない？」

そう言うと、フレンはテレビ台から追加のコントローラーとソフトを取り出した。

メリッサ「優勝者にはむーさんから賞品を贈呈〜！」

イブ「勝手に決めんな」

と、いうことで。
突発ゲーム大会(賞品付き)の開幕となりました。

別荘でやる必要はきっと無いけど、楽しかったからOK！…だよね？

─────────

叶「(寝れない葛葉に付き合って一晩中ゲームしてた、って言っちゃおうかな)」

葛葉「…おい叶。余計なこと言うなよ」

叶「次僕に勝ったら言わないであげる」

葛葉「はあ？ダルいってマジで」

叶「(とか言いつつ乗ってくれるんだよね)」