【学パロ】幼馴染が美少女すぎる件。【2j3j】 (ページ3)

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騒がしさが落ち着いた頃、ちょっと外すね、と窓を開けに向かう。
窓の外にはこちらに笑顔で手を振る彼だけがいた。

『助かった。ありがと、長尾』

長尾「んはは、幼馴染の頼みは断れないっしょ」

彼は長尾景。もうひとりの幼馴染。
スタイルの良さと飾らない性格で男女問わず人気がある彼だが、意外にも彼女は作らない。

幼馴染を大事にしてくれるのは嬉しいけど、もっと自分に時間を使ってほしいな…とも思う。呼びつけたの私だけど。

そのまま他愛無い話をしていると、誰かいるの？と彼女が駆け寄ってきた。

「わ、景くん！びっくりしたあ〜」

長尾「きちゃった〜」

聡い彼女は状況を察したようで、申し訳なさそうな顔になる。

「…もしかして、今日もいた？」

長尾「いた。ゴツいのが3人くらい」

「そっかあ…また迷惑かけちゃった、ごめんね」

あからさまにしゅんとする彼女の頭を撫でつつ、迷惑だなんて思ってないのにな、なんて考える。
彼女は優しいから、どう返事しても責任を感じてしまうのだろう。

『気にしないで。大事な幼馴染のためだし』

長尾「今に始まったことじゃないしな！」

『…長尾くんは言っていい冗談と悪い冗談が分からないのかな？』

硬く握りしめた拳を振り上げると、彼は大袈裟に驚いてみせた。

長尾「ワーッ！ごめんって！殴らないで！」

くすくす、と彼女の笑い声が聞こえてくる。
私は彼と顔を見合わせ微笑んだ。…ちょっとは気が紛れたかな。

『日誌書けたなら出しに行こっか』

「うん！」

『長尾は玄関で待ってて』

長尾「おっけ。じゃあまたあとで」

彼に見送られ、職員室へ向かう。
なんだかいつもより楽しそうな彼女を見て、私も少し嬉しくなった。

…あ、一応生徒会長に連絡入れとかなきゃ。

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？？「また盗撮未遂かあ。あの子も厄介な奴らに好かれるよね」

？？「お前も大概厄介だろ」

？？「ひどいなあ〜、僕は優しいからいいの」

？？「どの口が言ってんだか」