【学パロ】幼馴染が美少女すぎる件。【2j3j】 (ページ13)

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3.4限は待ちに待った調理実習！
今日はお菓子を作るとしか聞かされていなかったので、多分クッキーかカップケーキだろうなーなんて、定番のお菓子に想いを馳せる。

先生の指示通りに着替え、手洗い、調理器具の準備を済ませ席に着く。
いよいよ何を作るか教えてもらえるらしい。ドキドキするな…。

？？「今日はシュークリームを作ります」

途端に静まり返る教室。
…いやいやいや、流石に聞き間違いでしょ。
いくら天下のベルモンド・バンデラス様だとしても許されることと許されないことがあるよ？

ベル「…聞こえなかったかな？今日はシュークリームを作ります！」

…まあ、ベルさんの通る声を聞き間違えるはずはなくて。

イブ「え、シュークリームってそんな簡単に作れんの？」

『無理。難しい代表みたいなお菓子だから』

明那「終わりやん」

長尾「正直終わってる」

私たちが絶望していることに気づいたのだろうか、ベルさんが慌てて聞いてほしいんだけど、と口を開いた。

ベル「難しいことは知ってると思うし、失敗しても成績下げたりしないよ。成功したらラッキーくらいの感じで！俺も手伝うからね」

どこからともなくワッと歓声が上がった。
神様仏様ベルモンド様だこれ。崇め奉らなきゃ。

イブ「神？」

長尾「流石ベルさん！めっちゃ手伝ってもらおうぜ！」

『ちょっとは遠慮しなよ。カスタードと生地と焼きと盛り付けだけお願いしよう』

甲斐田「全部じゃん！」

「ふふ、Aちゃんが楽しそうでよかったあ」

三枝「俺らの班って自由人しかおらん？」

流石に全部はお手伝いNG出ました。無念。

───

長尾「オーブン予熱してるぞ」

『ありがと。カスタードも粗熱取れたら使えるけど…』

とりあえず、普段から家事してる私と長尾で仕切って進めることにした。

組み分けはこんな感じ。
カスタード担当：私
生地絞り担当：イブラヒム
盛り付け担当：彼女
後片付け担当：長尾、明那

で、肝心の生地作り担当は…

「晴くん急いで！生地冷めちゃうよ！」

甲斐田「ヒィ…ヒィ…」

三枝「生地が膨らむかは甲斐田くんにかかってるから！」

イブ「頼むぞ甲斐田〜」

甲斐田「腕が…誰か手伝って…」

皆からヤジを受けていた。

『なにあれ』

長尾「晴に全責任押し付けてるところ」

『えぇ…』

ちょっと見守ってみたけど、流石に辛そうだったのでベルさんに助けを求めた。
せっかくなら成功したシュークリーム食べたいし、ね。