【学パロ】幼馴染が美少女すぎる件。【2j3j】 (ページ2)

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2人きりの教室。
夕日を受けて輝く彼女の髪。
やっぱり綺麗だな、なんて思った。

「日直って日誌書くのが嫌なんだよね、Aちゃん待たせちゃうし…」

『気にしないで、私が一緒に帰りたくて待ってるだけだし』

「私も一緒がいい！頑張って終わらせるね！」

順調に書き進める彼女を横目に窓の外を見ると、植木の間からこちらを覗いている人と目が合った。
…またか。

彼女…もとい私の幼馴染は、とてつもなく可愛い。
言葉にするのも憚られるくらいの美少女だ。
本人は恋愛に興味がなく告白は全てお断りしているが、それでも何とかお近づきになりたい人たちがああやって覗き見してたりする。

いつもは追い払ってくれるクラスメイトがいるんだけど、あいにく今日は私だけ。
となれば、もう1人の幼馴染を呼ぶしかない。

”3C校庭側に3人至急対処セヨ“
瞬間既読、“行くわ”の文字。
…よし、帰るまでにはなんとかなりそう。

「まってね！あとここ埋めるだけだから！」

そんなことはつゆ知らず、彼女は今日の連絡欄を律儀に全て埋めようとしていた。

『そんなのテキトーでいいのに…良い子だね』

「えへへ、褒められちゃった！」

花が咲いたように笑う彼女に、こちらも思わず微笑んでしまう。
こういうところも可愛いんだよね。

───

暫くして、なんだか外が騒がしくなってきた。
彼女は書くのに集中していて気付いてないらしい。

？？「なあ、お前らここで何してんの？まさか盗撮なんて悪趣味なことしてないよなあ？」

…聞き馴染みのある幼馴染の声が微かに聞こえる。

「なんだよ、お前には関係ないだろ！」

？？「関係あんだよ、幼馴染なんだから。…話しかける勇気もないならさ、早くどっか行ってくんない？」

見てないけど声だけで分かる。
真顔で淡々と詰め寄ってるな、これ。

いつも笑顔の人ほどたまに見せる真顔が怖いって現象、何か名前ついてたりしないかな…。