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YG side
YG「ドナーが…見つかった……？」
ジョングガ本人から告げられた言葉は夢みたいなものだった。
彼もまた、涙ながらに話していて。今にも溢れてしまいそうな雫を抑えながら、俺に必死に打ち明けていた。
ジョングガが幼い頃からずっと待ち続けていた救世主。今になってやっと姿を現したんだ。言葉を失うのも、無理はなかった。
YG「じょん、ぐが…お前、生きられるのか、」
JK「ひょん、…っ」
生きることを諦めていた彼。
出会った時から、ずっと何か影があって他人と距離を置くような彼だった。何かを悟ったような顔をしていた。
それ故、ジョングガの口から、初めて「愛している」と聞いた時は、自分の耳を疑った。
今思えば…これは彼の精一杯の遺言だったのだと気付ける。
俺たちが彼の病を知ってからというもの、彼はよく謝るようになった。
一言目には「ごめんなさい」
二言目には、「愛しています」
あの時はよく理解していなかった意味も…彼の病を知って全て、理解したんだ。
YG「よかった…っ」
JK「〜、っ、」
力一杯抱き締めてジョングガの頭を何度も撫でた。背中を掴むように力強く腕を回してきた彼は、声を上げて泣いていた。
YG「本当は…生きたかったんだろ、」
諦めたような顔を見る度、俺は悲しくて仕方なかったんだ。死と隣合わせの毎日、幾度の発作を乗り越えても、彼は申し訳なさそうにするばかりだった。
JK「ヒョン、っ…ぐず、諦めて、ごめんなさい…！！」
彼は若い。
輝かしい未来が見えるのに、死を受け入れられるはずがない。
彼はずっと生きたかったんだ。
YG「もう謝んなくていい。…わかってるから」
あんまり泣くとまた苦しくなるぞ、って胸を撫でてやる。嗚咽を漏らし泣いているジョングガは、うん、うんと何度も頷いた。
そして一生懸命息を整えて、彼は言った。
JK「ヒョン…僕、ドナーの人に会いたい」
それは、ジョングガが俺たちに初めて言った我儘だった。
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Laurent(プロフ) - ぐぅにむさん» ありがとうございます。最近はずっと家に籠ってますのでコロナは心配ご無用です！笑お気遣いありがとうございますふふ。 (2020年4月25日 5時) (
レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - 大丈夫です！ってかもちろんです！是非とも最後まで読ませていただきたいです！ですがコロナとかもありますので、体には十分気をつけて、ろーらんさんのペースで投稿してくださいね？笑応援してます！ (2020年4月24日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - ぐぅにむ推ーarmyーさん» うわああ嬉しすぎます！！；＿；そんなに言っていただけるなんて私はなんて幸せ者なんでしょうか；＿；本当にいつもありがとうございます……完結まで頑張りますのでどうか最後までお付き合い下さい！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - 完結が楽しみです！楽しみっ！って感じです。(どーいう感じよ笑)Laurentさんの作品全てが面白くって好きです！他の作品の感想の方にも顔出させてもらいまーす！誘メイをきっかけに占ツクを頻繁に利用するようになりました！誘メイに出会えて良かったです。応援してます (2020年4月23日 0時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - こんばんはー！誘メイから見させてもらってるぐぅにむです！新作って出てたので気になって見て見たら、こちらもまぁなんとも号泣必須でぇぇぇ！(うるさい)私が脆いだけなんですかね？こっちも良かったです！これからも見させていただきます！頑張ってください (2020年4月22日 23時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Laurent | 作成日時：2020年2月6日 22時
