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238.忍び寄る影 ページ6

U side




シャワーを終えて脱衣所の扉を開けば、柔らかく香るローズウッドの匂い。この匂い、やっぱり大好きだな…

目を閉じてみればちょっとだけソクジンさんに包まれてるような感覚になって。自然と頬が緩むし胸も…ドキドキするの。

もうすぐ会えるんだと思うと本当に嬉しくて。告白は上手くいかないかもしれないけど、断られる覚悟は出来てる。だからソクジンさんの香りでモチベーションあげよう!って気合入れてる私。やっぱり変だよね。





___あれ、ここ開いてたっけ?

ふと風になびくカーテンに気付いて、私はベランダへと足を運んだ。

閉まっていたはずのその扉が、無防備に開け放たれていたのだ。

夜はいつも閉めて寝ているし、今朝だってちゃんと閉まっているのを確認した。少なくとも私が開けた覚えはないけれど…

もしかしたら無意識のうちにしていたのかも。…まぁ開いていたからと言って何が悪いことがある訳でもないし。

なんて深く考えず、気のせいにして。

ベランダの扉に手をかけた時だった。



「___んッ…!?」


後ろから伸びてきた手に口を塞がれ突然のことに肩が跳ね上がる。ふわ、と鼻を掠めた懐かしい香水の匂い。同時にその手が誰のものかわかってしまって、背中に冷たいものが走るのがわかった。

「〜っ、!」

必死で抗ってよろけた体は、呆気なく地面に倒れ込んで。鈍い痛みと共に視界を支配したのは強引に私の上に跨る…ビョンジェの姿。

なんで。どうやって。
怖いと思う以前にそんな考えが頭を巡った。


「ゃ、うっ…!」

がっ、と強く首を掴まれて。どんどん強くなる力は容赦なく私の首を絞め上げてゆく。


「やっと見つけた。もう逃がさないからね。…A」


私の記憶の最後は、綺麗な顔で嬉しそうに笑う彼だった。



















目を開けると、私は柔らかいソファの上にいた。



見慣れたテーブル、見慣れたベッド。
見慣れたもので溢れかえっていたそこは____









かつて私が住んでいた一人暮らしの部屋だった。






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ただの - 私も名前省略した。勉強、、、、?しない笑 (2020年4月24日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - 名前省略した。長いし。ってか勉強は? (2020年4月24日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ただのグクペン - それ以外何があるの。ぐぅにむのおすすめ見るわ。 (2020年4月24日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - あっ。ありがとってURL送ってくれてだよ? (2020年4月24日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - ありがと。全部見るわ (2020年4月24日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーらん | 作成日時:2019年9月17日 0時

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