１９４．本当にずるいのは ページ5
JK side
僕は
「なんでいつも…ぐくは、…っ」
「うん、」
「わたしが泣いてる時、近くにいるの、ぎゅって、してくれるの、」
もう認めてる
「僕が…安心して泣ける場所だって気付いてほしいから。」
Aが好きだって。
「なん、で、絶対めんどくさいのに…っ」
「守りたいからだよ、」
ここまで言っても、君はきっと気付かない
僕が守りたいのはAで、泣いてる時はこうして抱き締めて慰めたい。ただそれだけのことで、他に理由なんてないんだ。ましてや、僕を好きになって欲しい、なんてことも思ってない。
だって、僕がジンヒョン埋め合わせになるなんて以ての外だ。彼女の気持ちを満たせるのはヒョンだけで、僕なんかじゃその穴は埋まるはずない。
でも一つ思うことがあって。
Aが辛くて泣いてるのは、ジンヒョンのせい。
いくらAの好きな人と言えど、腹を立たせずにはいられなかった。代わりにはなれないとわかっているのに、こうやって僕がAを抱き竦めてる。それはきっとどこかで、彼女の一番になりたいと思っているからだ。なんでもいいから、一番になりたいと。
Aがヒョンのせいで泣いていると伝えればいいものを、僕はわざわざ避けて。解決策を知っているのにそれをしないのは、僅かだけどヒョンに対抗する気持ちがあるから。
敵うはずないと悟ったつもりでいるだけで、僕はAの心の隙を狙ってるんじゃないか？
汚くて姑息で卑怯だ。
こんな…弱みにつけ込むような真似を。
「わたし、ソクジンさんが好きなのに……」
「うん……」
「グクに甘えて…ずるい奴だよね、」
…そうなのかもしれない。でも
僕の方がもっともっとずるいんだよ
「…A、顔上げて」
・
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ろーらん?(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん初めまして！コメントありがとうございます；＿；とても嬉しいです！私もハッピーエンド信者なので皆がハッピーな終わり方にしたいなと…。とにかくたのしみにしていてください！笑応援ありがとうございます！；＿； (2019年9月16日 13時) (
レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんにちは☆グクさんの役回りが切なすぎるけれど…ついつい望んでしまうのはジン様のとの明るい結末なんです///ステキな作品なので終わって欲しくない気持ちもありますが…更新がんばってください☆(語彙力足らずにて失礼いたします) (2019年9月16日 11時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーらん | 作成日時：2019年7月20日 10時
