２２８．それで十分だった ページ39
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ずっと話したかったのに、向き合いたかったのに、それができなかった自分がもどかしくて嫌だった。だからこうやって彼から向き合おうとしてくれたことが…すごく嬉しくて。
感情のままに抱き着けば戸惑いの色を纏った彼の声。
だってすごく感謝してるから。こうせずにはいられなかったの。
「ちょっと、ダメだよA。グギがいるんでしょ…」
「……今だけだから、平気だもん」
そうだよね。私とグクは、彼の中で付き合ってることになってる。でも否定したりしない。これは私の中でのけじめで…切り替えだから。
「困っちゃうなあ…僕が怒られちゃうよ」
はは、って切なく笑う彼は私がするように私の背中を抱き締め包んでくれた。
「首の、痕残っちゃうかな…」
ぎゅう、と強くなる腕の力にちょっと嬉しくなりながらその言葉を拾って。私としては消えても消えなくてもどちらでもいいけれど…
「…たぶん、残ると思う」
「だよね…本当にごめん。ジョングギにも謝らなくちゃ…」
ソクジンさんはきっと違う。
「平気、彼なら許してくれるから…」
「そうだね。グギは優しいもんね。」
ソクジンさんそう呟いた後、ぐりぐりと私の肩口に額を押し付けてまた強く抱き締めた。
…やっぱり私、あなたが好きだよ。どうしようもなくあなたが好き。
あなたがビョンジェと同じ舌だって変わらない。最初から私を食べるつもりだったっていい。
私を包む今のソクジンさんに…嘘なんて無いと思うから。
本気で悲しそうで辛そうなあなたの声や表情は、偽りでも演技でもないと思うから。
だから私は、本当のことを確かめたりしない
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ろーらん?(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん初めまして！コメントありがとうございます；＿；とても嬉しいです！私もハッピーエンド信者なので皆がハッピーな終わり方にしたいなと…。とにかくたのしみにしていてください！笑応援ありがとうございます！；＿； (2019年9月16日 13時) (
レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんにちは☆グクさんの役回りが切なすぎるけれど…ついつい望んでしまうのはジン様のとの明るい結末なんです///ステキな作品なので終わって欲しくない気持ちもありますが…更新がんばってください☆(語彙力足らずにて失礼いたします) (2019年9月16日 11時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーらん | 作成日時：2019年7月20日 10時
