２２７．許しを ページ38
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反射的に見上げたソクジンさんの顔は泣きそうに歪んでた。
「A……」
好きな人の辛そうな顔が、こんなにも胸を締め付けるんだと思った。でもその元凶は私。私が、彼にこんな顔をさせてる。
「君に酷くしたこと…謝らせて欲しいんだ、…本当にすまなかった。」
澄んだ声でそう言った彼はそっと姿勢を崩して、地面に膝をついた。跪いた彼はこんな時でもスマートで紳士で。経験したことのあるシチュエーションにドクッと心臓が鳴った。
私がここに来て間もない頃も…こうやって謝られた記憶がある。
「そ、…ソクジンさん、やめて」
跪く彼に駆け寄って肩に触れ、顔を上げさせる。至近距離で交わった互いの瞳は、私にはもう、逸らせなかった。
「っ…」
きゅっと眉間に皺を寄せたソクジンさん。彼の男らしい手がゆっくり伸びてきて、私の首に触れた。髪を優しく避けて、ソクジンさんが残したその傷を覆うガーゼに指を添わせると、彼は唇を噛んだ。
「僕のせいで…本当にごめん。怖い思いさせてごめん。」
彼はそれ以上、私に触れてこようとしなかった。
「私も、ずっと避けててごめんね。傷付けてごめん…っ」
涙が溢れそうで、俯けばソクジンさんは優しい声色で仕方ないよ、って言った。それから、傷付いてなんかないってちょっと強がった。
「っわ…A、」
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ろーらん?(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん初めまして！コメントありがとうございます；＿；とても嬉しいです！私もハッピーエンド信者なので皆がハッピーな終わり方にしたいなと…。とにかくたのしみにしていてください！笑応援ありがとうございます！；＿； (2019年9月16日 13時) (
レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんにちは☆グクさんの役回りが切なすぎるけれど…ついつい望んでしまうのはジン様のとの明るい結末なんです///ステキな作品なので終わって欲しくない気持ちもありますが…更新がんばってください☆(語彙力足らずにて失礼いたします) (2019年9月16日 11時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーらん | 作成日時：2019年7月20日 10時
