恋しい非日常 (ページ4)

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その日の宿舎は、いつもより少し浮ついていた。

JW「今日のあの人、みんな挨拶されましたよね？」

話題の的はもちろん今日の女性だった。

やはり他のメンバーの気にも留まったようだ。皆、ジョンウォニの話に食いつくのが早かった。

JY「あー、新人って珍しいよね。同世代っぽいし」

SN「歳聞いてみたら20歳って言ってましたよ！02生まれの！」

SH「へぇー！俺ら同い年だね！」
JK「うん、意外だな…年上だと思ってた」

和気あいあいとした空気はいつものこと、だけどほんの少し、皆の彼女への興味を感じる。

同世代とは見込んだものの、まさか同い年だったとは。

SN「彼氏もいるんだって〜そりゃAちゃん美人だもん、いるよねぇ。」

一瞬時が止まったように会話が止む。

視線はソヌに一点集中。驚いていて何か言いたげなメンバーの顔には同情した。

情報が混み合いすぎなんだけど…

HS「ソヌヤ、仲良くなるの早いね…」

JK「うん…まずそれね」

ヒスンイヒョンの一言で一瞬の沈黙が破れ、皆が一斉にに捲し立てる。

NK「そんな踏み込んだ話いつしたの…ていうか名前呼びって…年上じゃないんですか？」

そう、それも。それも聞きたかった。

彼氏云々の話は流石に初対面で話せることじゃないだろうし、それに親しげな呼び方…ソヌのことだから勝手に呼んでいるわけではなさそうだ。

JY「美人って言っても、マスクしてたじゃん？確かに目はこう…綺麗だったけど？」

SN「お昼一緒に食べた時仲良くなったのー。Aちゃんだってソヌくんって呼んでくれるんだから。」

JW「展開早っ。笑」

さすがソヌヤ…打ち解けるの早いな。お昼も一緒に食べたなんて…どうりで姿が見当たらなかったわけだ。

JK「そっか、なんか羨ましいな」

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