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JK「わ、えっ、」
何、と声を上げる。部屋の照明が落ち、突然視覚が奪われて戸惑う。焦っているのが僕だけなのかヒョン達の声は全くしない。
「「
誰かが言った掛け声を合図に奏でられるバースデーソング。
そんな陽気な歌とともに、部屋の奥から何やらオレンジの明かりが僕に近付いて来た。
「「
メンバーの声に混ざって、誰か女の人の声も微かに聞こえる気がする。ヒョン達の声が大きくて、耳を澄まそうにも聞こえなかった。
目の前に持ってこられたのは……蠟燭の灯ったケーキ!
改めてこんな風に歌を歌われて祝福されるのは嬉しくもあって、なんというか照れくさい。
この喜びは、僕の小さな不安も一時的に吹き飛ばしてくれるようだった。
「「생일 축하합니다〜」」
TH「ジョングギ、火消して!」
ケーキの位置がやたらと低かった。持っているのは、ヒョンじゃない……?
JK「あ!…ふーっ、」
促されるままに火を消すと、部屋が真っ暗になって。
彼らの騒ぎ出す声が僕を頻りに祝福してくれていた。
大好きな料理、大好きなケーキ、大好きな……ヒョン達。
この日のためにたくさん準備してくれていたのだと思うと、僕は嬉しくて涙が出そうになった。
「お誕生日おめでとう、ジョングクくん。」
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Laurent(プロフ) - ミカさん» お待ち頂きありがとうございます;_; 更新頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します…! (2021年5月16日 2時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 待ってました。良かった。 (2021年5月13日 18時) (レス) id: 14f1a948cb (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - ミカさん» お待たせ致しました〜〜!!;_;コメント沢山頂いていたみたいで…この作品を長く愛してくださってありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します…!! (2021年5月10日 1時) (レス) id: 7c8a826f9a (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 続き気になりすぎてます! (2021年3月7日 21時) (レス) id: 803e2a4328 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 描くのやめちゃったんですか?待ってます! (2021年1月14日 22時) (レス) id: 3d21976f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Laurent | 作成日時:2020年6月10日 23時