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JK side




約束だけをして僕らの関係は何も変わらなかった。


彼女の気持ちをやっと知れたから、だから早くどうにかなりたくて、2人の心が繋がっている証拠が欲しくて…焦っていたけれど。

こうして抱き締め返してくれたり、好きだよと囁けば私も、なんて声を詰まらせながら言ってくれる。

もう、十分だった。

今はまだ関係を築くことは出来なくても、彼女が待っていてくれるなら。

守られるんじゃなくて、僕が彼女を守れるようになったら…絶対に、迎えに来ると約束したから。



……安心できる要素が何もないまま離れるのは、嫌、だけど。


ぎゅっと僕にしがみつく腕が一生懸命で、少し震えていて。そんな彼女に疑いなんて持てるわけがなかった。



















夜になるのはあっという間で、彼女と過ごす時間ももう残り僅かだった。

お風呂上がりに着たスウェットはソンヒョンさんのものだったそうで、ほんのり、Aの香りがした。

寝る前に入れてくれた暖かい紅茶。夏だからって体を冷やしちゃだめだ、と世話焼きなのが実に彼女らしかった。



JK「もっとこっち、来てください」

「…、」


かつてはソンヒョンさんと一緒に眠っていたのであろう、このダブルベッド。気を遣っているのか、はたまた恥ずかしいのか、ベッドの端の方で小さくなって僕から遠ざかるのが、少し寂しかった。


JK「…なら、僕が行きます」


返事がないから起きているのかもわからない。だけど僕はそう言って彼女に近付き、そっと腕を回した。

ぴくり、と震えたからやっぱり起きている。


JK「A、A」




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Laurent(プロフ) - ミカさん» お待ち頂きありがとうございます;_; 更新頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します…! (2021年5月16日 2時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 待ってました。良かった。 (2021年5月13日 18時) (レス) id: 14f1a948cb (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - ミカさん» お待たせ致しました〜〜!!;_;コメント沢山頂いていたみたいで…この作品を長く愛してくださってありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します…!! (2021年5月10日 1時) (レス) id: 7c8a826f9a (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 続き気になりすぎてます! (2021年3月7日 21時) (レス) id: 803e2a4328 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 描くのやめちゃったんですか?待ってます! (2021年1月14日 22時) (レス) id: 3d21976f0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Laurent | 作成日時:2020年6月10日 23時

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