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一番悔しいのは、今まで知らなかったことだ。
嬉しいと言って泣いていて、そんな今のAヌナを可愛いと思ってしまう僕。その涙の奥に隠されているのは数多の痛みなのかもしれないのに。
JK「ごめんなさい。僕のせいできっと沢山辛かったですよね。だけど、これだけは知っていて。僕にとってあなたは…光でした。
ヌナが傍に居ることで、苦しかったことなんて一度もありませんでしたよ。
……、A」
「ジョングクく、ん」
頬に手を伸ばして触れた肌。涙の筋を親指で消し、潤んだ瞳が向けられた時、
不意に彼女のスマホが鳴った。
「っ、ユンギ。」
JK「、出てください。大丈夫です」
相手はユンギヒョンだったらしく、ヌナは一瞬僕に視線をやって気にかけている様子を見せて。
見兼ねて出るように促すと、彼女はおずおずとスマホを耳に押し当てた。
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U side
ジョングクくんの触れた肌が少し熱くて、名前を呼ばれたことがなんだか新鮮で、まだ恥ずかしい。
きっと耳は赤いままだった。そっとスマホを押し当てればひんやりと冷たくて。
「もしもし…なに、？」
優しく言ってくれた彼の言葉の余韻に、また涙が出そうなって…危ない、泣いた声聞かれるとこだった。
YG『今どこ？』
「い…家だけど」
電話の奥から聞こえた声にやっと我に返った気がした。目の前のジョングクくんは私の作った料理を頬張りながらこちらを見ている。
YG『ジョングギ、いるか』
ちょっと落ち着いた声に、なんとなく察しが付いて。
私があんなこと言ったから…ユンギが？
「……いるよ、目の前に」
YG『…そうか』
ふは、と溜息のような少し切ない笑い方。安心したようにも聞こえた。
「ユンギが話したの？」
YG『いいや、俺は話してない。…まぁ詳しいことは本人から聞けよ。それよりも明日の飛行機のこと、ジョングギに伝えておいてくれ』
後でカトクも送っとく、と言って淡々と話し始める彼。
飛行機の時間は13時45分、付き添いの方も一人残らせているそうで、待ち合わせをして会う予定らしい。待ち合わせは空港に13時で搭乗ゲートには遅れないように、と。
YG『あと…今晩は泊めてやってくれ。お前以外に当てがないんだ』
「え…っ、？今晩…？」
あまりにも声色が変わらないから、思わず聞き返してしまった。
だって、だってそれって……！
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Laurent(プロフ) - ミカさん» お待ち頂きありがとうございます；＿； 更新頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します…！ (2021年5月16日 2時) (
レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 待ってました。良かった。 (2021年5月13日 18時) (レス) id: 14f1a948cb (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - ミカさん» お待たせ致しました〜〜！！；＿；コメント沢山頂いていたみたいで…この作品を長く愛してくださってありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します…！！ (2021年5月10日 1時) (レス) id: 7c8a826f9a (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 続き気になりすぎてます！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 803e2a4328 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 描くのやめちゃったんですか？待ってます！ (2021年1月14日 22時) (レス) id: 3d21976f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Laurent | 作成日時：2020年6月10日 23時
